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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

台風19号等被害で義援金寄付

今年の秋に相次いだ台風19号などの豪雨災害による被災者へ届けたいと、ここあかつき屋が募った義援金2万円を今日、日本赤十字社県支部(金沢市鞍月2丁目)に寄託しました。災害被害に伴う義援金募集は2011年の東日本大震災以来三度目で、今回は昨年に続いてあかつき屋スタッフが日赤県支部を訪れ、当お宿の寄付金と合わせた浄財を贈らせて頂きました。

(あかつき屋に設置した義援金箱)
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義援金の募集に当たっては、お宿の中に義援金箱を設置して協力を求めました。お客様は、その呼びかけに応じて下さいました。

今年も押し詰まる中で、被災された方々は、厳しい日々を送っておられると思います。お身体に気をつけられ、一日も早く以前の生活に戻られることを祈るばかりです。

日々お仕事ができる幸せ、家族、関係者一同、健康であることに感謝しながら、残り少なくなった令和元年を日々心新たに努めます。

8年ぶり南米から 三夜連続カニ面

冬の金沢の食の大冒険といったところでしょうか。あかつき屋にお泊まりになったお客様。三夜連続違う飲食店で金沢おでんの一押しの食材カニ面を食されました。地元の人でもカニ面をそう頻繁に食することはないのに、それを三日連続ですから、ただただ驚くばかり。

「いずれのカニ面も絶品でした」とそのおいしさを激賞。そう語ったのは、8年ぶりにここにお越しになった男性で、今回はご夫婦ではるばる南米ブラジルから北陸の地に足を踏み入れたのでした。あかつき屋に三泊されました。

お客様のご主人は8年ほど前に首都圏にお住まいで、当時は勤務先のご同僚とあかつき屋にお越しになりました。その際に記憶に残っているのは、お客様は金沢土産に「職場の金沢出身の女性の薦め」(お客様)で、米菓ビーバーを何袋も買われたことでした。
その後、ブラジルへご転勤。ご結婚を経て、今回は奥様とともに久しぶりのご帰国。お二人の結婚記念日を祝う旅でもありました。

【お客様が食されたカニ面=ご提供写真】
(あまつぼさんのカニ面)
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     (飛さんのカニ面)
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(三幸さんのカニ面)
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この度の金沢旅行の目的の一つは、金沢の冬の食の魅力を存分に味わい尽くすことでした。特に力を入れたのは、これも金沢通の職場のご同僚の紹介で、金沢おでんの具材カニ面へのチャレンジ。

お二人が三夜連続で訪れたお店は、順に「あまつぼ」さん(柿木畠)、高級寿司店「飛(とび)」さん(尾山町)、「三幸」さん(片町)でした。どのお店のカニ面も趣向が凝らされていました。カニ足、卵、カニ味噌がカニの甲羅の中に絶妙に配され、おでんのつゆなどをベースにした、そのお出汁も独特のもので、お口に入れると思わずうなってしまったそうです。

(カニ面についてお宿ノートにレポートされたお客様)
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その一品、一品について、お二人はご出発の朝、お宿ノート「自由帳」に写真付きでレポートして下さいました。私どもにとっても、新たな知見を得た格好です。

お二人は今回の旅も「お土産にビーバーをたくさん買いました」(笑)とのことでした。今年NBAで活躍する八村塁選手(富山県出身)が、チームメートに配って大ブレークした(白えび)ビーバー。最高のお土産になったようです。

O様、8年ぶりにお越し下さり、感激しました。ありがとうございます。再びブラジルに戻った後も、元気でお過ごし下さいませ。

高まるXmasムード 街やお宿

クリスマスが近づいてきて、街なかや、ここあかつき屋では、その飾りつけが行われ、ムードが高まってきました。年が押し詰まってきて、慌ただしさが増してきましたが、そうしたデコレーションを目にすると、寒さも、忙しさもいっとき忘れるほどです。

あと、10日余りで新年を迎えます。お客様が身も心もハッピーに過ごせるよう、日々心新たにお迎えしたいと思います。

(金沢駅に設置された華やかなクリスマス飾り)
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金沢駅を先日訪れました。駅構内には、華やかなが設置されていました。乗降客の目を楽しませています。

(あかつき屋で飾り付けたクリスマスデコレーション)
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あかつき屋では、お部屋や玄関にクリスマスデコレーションを施しました。
コミュニティルームでは、数多くのミニサンタクロースが、様々なパフォーマンスをしているマスコットを置きました。
その近くの柱には、大きなサンタクロースの長靴のお飾りを掛けました。

玄関の軒下の植木には、キラキラしたクリスマス飾りを据えました。夜は、車のライトを受けて輝くので、ファンタスティックです。

     香港からXmasカード届く
うれしいお便りが、海外から届きました。8年前にお泊まりになった香港のお客様からのクリスマスカードです。その方からは折々にメール等で近況を知らせて下さいますが、ご夫婦、そして娘さんともお元気でお暮しのよう。
この仕事は、一期一会とも言われますが、こうして長い間お付き合いが続くと、ご縁は限りなし、との思いを抱きます。

金沢味な旅 おでん、寿司、カニ…

金沢の冬の醍醐味とでも言いましょうか。今週末、ここならではの味覚を求めて、食べ歩きされた男性お客様グループがいらっしゃいました。半日ほどの間に、お寿司、第七ギョーザ、おでん、治部煮等々、金沢のソウルフードを間をおかず食されました。

あかつき屋にお越しになったのは、三重県津市の三重テレビの社員の皆様で、ほぼ6年ぶりのお泊まりです。お住まいの土地と違って、ここでは肌寒さを感じておられましたが、市内をエネルギッシュに回り、美味をご堪能。熱気を帯びた城下町散策になったようです。

(金沢の食を堪能された三重県からのお客様=写真掲載了解済)
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三重テレビの方々は2014年2月に初めてあかつき屋に宿泊されました。その時は、近江町市場で買った鰤を食材に鰤しゃぶやお刺身など、鰤尽くしの宴(うたげ)を繰り広げられました。

今回ご一行様は、バラエティに富んだ冬の味覚にトライされました。ナビゲーターとなったのは学生時代、金沢大学で学んだお客様でした。

(おでんを味わった黒百合さん)
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お昼頃ご到着後、まず近江町市場のお寿司屋さんで、日本海の幸などを賞味。その後、金沢駅構内にある黒百合さんへ移動。ここでおでんなどを召し上がられました。

黒百合さんは、大衆的なおでん居酒屋です。しかし、このお店、北陸新幹線開業後、超人気店となり、通常のお食事時間帯では、簡単に入れなくなりました。夜だと6時頃には、長蛇の列ができます。

幸い、三重県の皆様は午後2時頃に行ったこともあり、「すんなり入れました」。ここで思い思いのおでんネタを食べたそうです。

引き続き向かったのは、郊外もりの里にある第七ギョーザ。お客様の元金大生の行きつけだったようです。

夜は、片町界隈の一角・木倉町の居酒屋へ。お客様の1人は、ここで「治部煮を食べました。おいしかったです」と笑顔。

(イルミネーションで明るい夜の香林坊)
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(居酒屋が並ぶ木倉町の通り)
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ご一行様は、あかつき屋に戻ると、この日最後の宴。近所のふじた酒店さんで地酒の銘酒を何本も購入し、つまみとともに食談。にぎやかに過ごされました。

翌日は森長さんのパンで朝食後、カニを求めて、金沢港のいきいき魚市に向かわれました。お腹がいくつあっても足りないような一泊二日となりました。

三重テレビの皆様、ご再訪ありがとうございました。また、ふだんの熱心なお仕事ぶりも垣間見え、少なからず刺激を受けました。心から感謝申し上げます。

晩秋の小浜 絶佳の寺院群を歩く

(前回のつづき)
小浜は、福井県嶺南地方において、独特の存在感をもっています。それは、「海のある奈良」と呼ばれるほど、国指定の文化財や国宝が数多くあるからです。山ぎわには、長い歴史のある寺院が連なっており、静かに佇むその寺院群を歩いていると、古(いにしえ)にタイムスリップしたような心境になります。

小浜のこの古い町は、私どもの友人の案内で回ったのですが、晩秋の晴天の下、絶景や地元の人との出会いに胸をときめかせながらの散策となりました。

(青空の下、色づいたイチョウがまぶしいほどだった高成寺)
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最初に訪れたのは、海に近い臨済宗の古刹・高成寺です。ここは、元々は暦応2年(1339年)に足利尊氏の命を受け諸国に建立した若狭国安国寺で、康永3年(1344年)に炎上したため、若狭守護であった大高重成が高成寺として再興したのだそう。

まず目を見張ったのは、私たちを迎え入れるように、イチョウの木の葉が、まぶしいほどに輝いていたことでした。今年最後の秋を謳歌。そんな風情です。
境内をしばしそぞろ歩き。その充実のひと時から、今日の小浜探訪が実りあるものになろうと予感しました。

(三丁町の古い街並み)
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(老舗の料亭も)
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友人が次に案内してくれたのは、このお寺に隣接してある、三丁町です。ここは江戸時代に遊郭街があった場所で、今も古い家並みが残ります。現在はここの西組に属する街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

金沢の茶屋街を思わせるような、趣のある通り。いくつか残る格式あるお料理屋さんは、今も料亭文化がこの町に息づいていることを想像させます。

友人は、この寺院群の中でも、観光スポットと呼べるような場所に案内してくれました。そこは、後瀬(のちせ)山の山裾、やや急な階段を登ったところにありました。

(山腹にある常高院の墓所)
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戦国時代から江戸時代前期に生きた常高院の墓所です。常高院は、若狭小浜藩の藩主京極高次の正室で、本名は浅井 初(はつ)。父は近江国小谷城主・浅井長政、母は織田信秀の娘・市(織田信長の末妹)で、歴史上の重要人物です。
ここからやや下に立地する初の菩提寺の常高寺の敷地には、JR小浜線の線路が通っており、列車が走る様子が見えるそうです。

常高院のお墓のそばには、彼女に仕えた女性たちのお墓が並んでいました。紅葉に彩られ、森閑とした中に建つお墓。観光客でごった返して、俗化することがなければと思いました。

小浜の神宮寺では毎年3月2日に、「お水送り」の行事が行われます。同12日に奈良・東大寺の二月堂で行われる「お水取り」に向けてのものです。
このほかにも歴史的資産や風物が多く、見どころが多い街です。

北陸新幹線が通るのは、まだまだ先のこと。古い街並みは、素朴な味わいを保ちながら、今も人々の穏やかな暮らしが営まれていることが分かりました。