あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

朝、夕に彩り豊かなお庭楽しむ

5月も最終日。金沢は、春から夏へと季節が移ろいつつあることを実感する日々。空の青。木々の緑。そして空気感。心地よさの一方で、時に梅雨入りを思わせるような蒸し暑さを感じることもあります。

兼六園近くにある、あかつき屋。そのお庭は、日々に表情を変えています。緑は一層光沢を増し、お庭を覆うよう。花は、ツツジに続いて、今サツキが満開になりました。
お庭は朝、夕が特に見ごたえがあり、お客様は縁側に佇むなどして、憩いの時間を過ごされています。

(雨上がり、サツキが満開となり彩り豊かなお庭)
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(苔は厚みを増し、見ごたえがあります)
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お庭には、サツキが幾株もあり、5月後半から順に咲き始めました。紅色が鮮やかで、お庭に華やかさを加えています。

雨が上がった今朝。二泊されたドイツからのお客様も、お庭を観賞されました。
雨に濡れた木々の緑や苔、そして、サツキの花々。母と娘さんのお客様は、欧米にはない様式を備えた和風庭園に目を細められました。

(ドイツからお越しになった母と娘さんのお客様
                  =写真掲載了解済)
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こちらのお客様。ドイツ西部のルール地方にあるGelsenkirchen・Buerにお住まいで、日本では三週間の長旅をされています。
Gelsenkirchenは人口30万弱の中都市で、落ち着いた街。しかし、第二次大戦では、激しい空襲を受け、歴史的建造物も甚大な被害を受けたそう。今はすっかり復興しています。

ご出発の朝、Buerの名所を収めたはがきを見せて下さり、説明して下さいました。今日は、金沢駅からサンダーバードに乗り、山口県岩国まで向かうとのこと。旅の平安を祈り、お送りしました。

万緑の椿山荘庭園を散策

都心にあるとは思えない、豊かな緑が広がる絶佳な景観でした。東京・文京区にある「ホテル椿山荘東京」を初めて訪問、その庭園を散策しました。
万緑の中に、三重塔あり、石灯ろうや滝ありと、壮大さを備えた純和風庭園。心安らぐ、潤いのひと時を過ごしました。

(豊かな緑に包まれたホテル椿山荘東京)
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東京に住む家族に慶事があり、息子の仲介により椿山荘でお食事会を開きました。それを終えて、庭園をそぞろ歩きました。
そこは、1300年代の南北朝の頃から「つばき山」と呼ばれ、明治に入ると、元勲・山県有朋公爵がその土地を購入し、起伏ある地形を生かした名園を造り上げたという歴史をもちます。

(三重塔「圓通閣」を望む)
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(涼感あふれる滝)
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(水鉢のそばで花咲かすガクアジサイ)
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その日は、暑い一日でしたが、緑陰は涼しく、静やか。三重塔「圓通閣」は濃い緑に包まれ、凛とした雰囲気。その塔へと続く散策路には滝があり、豊かな水量の水を落としていました。
丘を登り切った三重塔近くには水鉢があり、そのそばには、早くもガクアジサイが清楚な花を咲かせていました。
この日は、金沢から朝早い出発だったので、そばの長椅子でしばし憩いの時を過ごしました。

(池袋のサンシャインシティで水族館見学)
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    ペンギン空飛ぶ水族館へ
帰りの新幹線までまだ時間があったので、ほど近くにある、池袋のサンシャインシティへ。エレベーターに乗り、屋上のサンシャイン水族館に行きました。

お目当てのペンギンが空を飛ぶプールへ。噂通り、幾羽ものペンギンが高層ビルや青空を背後に、気持ちよさそうに泳いでいました。水族館には、お気に入りのカピバラもおり、楽しかったです。いい一日でした。

金沢の寺院群 専門家から学ぶ

金沢の町の性格を語るに当たって、欠かせないのが寺院群。市内には、小立野、寺町、卯辰山の三つの寺院群があり、それぞれの地域で街を特徴づけています。その歴史について学ぶ機会がありました。

私たちが加わる異業種交流グループが主催して勉強会を開催。講師に金沢城調査研究所所長の木越隆三先生を招いて、県立美術館広坂別館和室を会場に行いました。木越先生は「城下町金沢の寺院群 -曹洞宗と一向宗-」のテーマで話されました。身近な寺院群が題材とあって、興味の尽きない時間となりました。

(城下町金沢の寺院群について話される木越金沢城調査研究所所長)
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木越先生は特に小立野寺院群について力点をおいて説明されました。小立野台は、加賀藩主の居城近くとあって、武家の仏教と言われる曹洞宗の寺院が多いこと。特に兼六園のすぐ下にある八坂付近は、寺町、卯辰山の各寺院群に先行し、金沢で最初にできた寺院群であると紹介されました。

この八坂周辺の寺院群は、あかつき屋の徒歩圏内にあり、今も観光地化されておらず、森閑とした雰囲気を残しています。ふだん前を通るだけで立ち入ることがなかっただけに、先生のお話で一層興味がわきました。

一方、農民や庶民階級に門徒が多かった浄土真宗の寺院については、領主側の統治政策という面だけでなく、門徒獲得という教団側の事情からも説明できると先生は、話されました。

(木越所長は昨年、味噌蔵町公民館でもご講演)
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今回のご講演とは別に、木越先生は昨年7月に地元味噌蔵町公民館の月金講座に招かれ、「城下町を歩いて考える -惣構と寺院群-」と題して話されています。

金沢に住んでいながら、その歴史についてきちんと学ぶ機会は、意外と少ないものです。月金講座と今回の勉強会と合わせ、地元史の知識について、多少なりとも厚みが加わったのではないかと思っています。木越先生、ありがとうございました。

邦人女性 マレーシア人夫家族と共に

あかつき屋にマレーシアの風がそよいだ三日間でした。この度、お泊まりになったお客様。日本人女性Kさんとマレーシア人のご主人のSさん、そしてそのご家族でした。

Kさんは東京ご在住で、今年初めマレーシア人のSさんとご結婚。そのご縁でSさんのご家族がマレーシアから来日し、日本を旅行されたのです。
ご一家は二泊三日の金沢ご滞在中、日帰りで奥飛騨・白川郷へも足を延ばされ、日本の原風景を楽しまれました。

(お泊りになった日本人のKさん=左端とマレーシア人のご家族、写真掲載了解済)
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Sさんはマレーシア人ですが、日本料理に興味をもたれ、国内の専門学校で料理を勉強し、そこをご卒業後、東京・銀座の和食料理の名店でシェフとして働いておられます。
日本語がご堪能で、お宿では自然体で過ごされました。

金沢では兼六園などの有名スポットを回られたほか、片町のおでん屋さんや、金沢駅内の回転寿司店に入られ、この土地の美味を満喫されました。

(兼六園で=ご提供写真、以下同じ)
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お宿では、お国の郷土料理を紹介して下さいました。その一つには、Sさんの故郷クラン(Klang)発祥の豚肉料理バクテーなどです。ネットでその料理を見せてもらいましたが、豚バラ肉などを野菜と一緒に漢方薬や中国醤油で味付けした料理は、とても魅力的に見えました。

(片町のおでん屋さんで)
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(金沢駅内の回転寿司店で)
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数年前にマレーシア人のグループがあかつき屋を貸し切って連泊されたことがありましたが、その中の男性がここでお国料理に腕を振るったことがありました。
マレーシアは日本と風土が違いますが、共に料理への関心が高く、食を軸とした暮らしは、とても豊かであるように見えました。私たちは彼の地を訪れたことはありませんが、マレーシアのお客様を通じて、ぜひ一度旅行してみたいと思いました。

皆様ご宿泊ありがとうございました。また、お会いできる日を楽しみにしています。

初夏 さわやかな装いに

5月半ば。金沢はゴールデンウイークのにぎやかな雰囲気は去り、街は比較的静かなムードに包まれています。季節は、本格的な夏へと向かっており、新緑は一層濃く、輝きを増しています。

あかつき屋でも、初夏の装いを整えており、玄関にユリなど季節の花を生けました。時に蒸し暑くなる時季、その花々は清涼感があり、訪れるお客様の目を楽しませています。

(円窓前に生けた季節の花々)
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あかつき屋の玄関には円窓があり、このお宿の代表的な佇まいの一つです。そこの前では、生花を中心に四季折々の演出をしております。この度もスカシユリ、ヒペリカム、カスミソウの三種の花を飾り、一気にさわやかな雰囲気に包まれました。
スカシユリが、気温の上昇とともに、少しずつ花を開かせていく様は、見ていて心地よいものです。

(新緑が濃い並木道=広坂)
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(百万石まつりの提灯が吊るされている広坂商店街)
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数日前、市中心部に足を運びました。旧中央公園横の並木道は、新緑が濃く、生気を放っていました。
広坂通りの商店街の軒下には、6月1日から始まる金沢百万石まつりの提灯が提げられていました。

初夏の城下町金沢。5月の街角。そぞろ歩きが、快い季節です。

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