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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

塾帰りの汽車仲間 仲良く金沢へ

東から、西から、日々様々な人が訪れ、ふれあう、金沢町家のゲストハウスあかつき屋。それぞれのお客様が、思い思いに、リラックスして過ごしていらっしゃいます。それとなく、陰で控え、お客様の金沢の旅が豊かなものになるよう、お世話させて頂いています。

まだ残暑が厳しい9月初旬。心に残る若者たちのお泊まりがありました。四国・徳島県出身で、現在大学生の男女三人です。ここで二泊されました。

(汽車の中から望む吉野川の夕景=お客様ご提供写真)
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三人さんの出会いがふるっていました。高校は別々の学校に通っていたのですが、塾のある徳島市内から自宅へと帰る汽車が同じだったのです。そこで三人は知り合ったのだそうです。

徳島と香川・高松を結ぶJR高徳線。それは単線で、三人が塾を終えて乗るその汽車は、一両でした。
塾での勉強を終えて、三人は徳島駅で乗車。その列車の中は、一日の緊張が解けて、ほっとする時間だったようです。

いつも決まって同じ駅で乗り、自宅が近い、それぞれの駅で降りる三人。いつしか顔見知りになり、おしゃべりするようになりました。車内では、クラスメート以上に仲良くなったようです。
高校は違っても、卒業後は進学を希望する三人。彼らの間では、そうしたことも親近感を増す理由になりました。

列車から、それぞれの自宅がある地元までの帰り道。徳島駅からは、四国一の大河・吉野川を渡り、窓外の田園や穏やかな丘陵地を眺めながらの帰途でした。

吉野川は日々表情を変え、水田は田植え時、そして稲刈りの時季と風景を変え、四季の移り変わりは、三人の目に焼き付きました。汽車通学の日々は、かけがえのない高校時代の思い出になりました。

三人は今年二十歳となり、それぞれ四国の国公立大学や、兵庫県西宮市内の私大で学んでいます。再び別々の生活です。
でも、三人の中には通い合うものがあり、この夏初めて泊りがけの旅行を企画、選んだ先が百万石の城下町金沢でした。

(浴衣姿でひがし茶屋街を散歩=同)
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金沢では、浴衣姿になり、兼六園やひがし茶屋街、武家屋敷跡をそぞろ歩き。「長い時間、下駄で歩いて足が痛くなりました」と苦笑する人も。
あかつき屋では、金沢町家やお庭の風情も楽しまれました。金沢の人のやさしさにもふれた二泊三日。三人の若者たちには、リフレッシュも兼ねた良き再会の場になったようです。

(あかつき屋でごゆっくりと過ごされました)
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皆様、この町家と呼吸を合わせるように、落ち着いてお泊まり下さり、ありがとうございました。また、来て下さることを楽しみにしています。

ご宿泊の作家さんが市内で個展

先月、金沢21世紀美術館で開催された「もやい展」に続いて、市内で個展を開くアーティストさんが、あかつき屋にお泊まりになっています。京都市在住の山口和也さんで、ひがし茶屋街の茶房一笑さんのギャラリーで「宇宙のカケラ -光に咲いた永遠の絵画-」と題して、渾身の作品を発表されています。

山口さんは「瞬間の彼方には永遠があって、僕はその永遠を描写する」との思いを胸に、近年、抽象性のある作品に取り組んでいます。その制作は、染料や岩絵の具、胡粉などと火薬を材料にして、これらを実際に点火させて、瞬間的に光が走った痕跡を作品にするという、独自の技法を使っています。
その作品は、神秘性と透明感のある作風となり、これまでには、兵庫県内の寺院の天井画などに採用されています。

(ひがし茶屋街。通りの奥左側に一笑さんがあります)
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(一笑さんで展示された山口さんの作品)
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一方、絵画の基となる紙にも興味をもち、和紙制作に挑戦。加賀市の山間の集落で、自ら山に入って採取した野生の雁皮と湧水を原料として、紙すきも行いました。根源的なものを追求していこうという姿勢の一環です。

(作品について語る山口さん)
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金沢では、初めてとなった山口さんの個展。会場では、神々しさを感じさせる作品約30点が並んでいます。しかし、その作品は、様々な色が溶けあい、どこかモダンな趣もあります。

会場では、山口さんが最近高野山(和歌山県)の穴窯で焼き上げたお茶碗や菓子皿約20点も紹介されています。

山口さんは、4月27日午後5時半から「一笑」さんにおいて「またたきの茶会」を開き、来場者と対話の時間をもつ予定です。茶会では山口さんが手作りした茶器が使われます。会費は2,000円(税込)で、詳しくは一笑さん☎076-251-0108へ。
なお、この作品展の入場は無料で、今月29日まで開かれています。

中国・春節でご家族お泊まり

立春が過ぎたものの、雪が折々に降り、寒さは続きます。そんな中で、この度中国からお客様をお迎えしました。

この時季、中国は春節(旧正月)で、多くの国民が海外に出かけるそう。あかつき屋には、中国・長春のご家族がお越しになり、北陸の風土にふれられました。

(雪が舞う日に。あかつき屋前)
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(中国からお越しになったご家族=写真掲載了解済)
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そのご家族は、日本にご親戚があるとともに、お嬢さんが東京都内の大学に留学している関係で、今回のご旅行が企画されました。

日本のご親戚のご案内で、兼六園などの金沢の名所めぐり。夜は片町でごゆっくりと夕食をとられました。

このあかつき屋は、日本のご親戚が、見つけて紹介されました。あかつき屋に到着されると、ご一家は、まずこたつに驚かれ、体を温められました。畳や障子、ふすまなどに包まれた純和風のお部屋。金沢町家ステイの魅力を楽しまれました。

この日、金沢は雪が舞う一日。昨年のような大雪ではないので、そんな雪模様も心穏やかに眺めることができます。

ラブライブ!サンシャイン!!ファン集う

あかつき屋は兼六園に近い立地にあるのですが、ほぼ等距離でコンサートやイベント会場の本多の森ホールもあります。そのホールでの公演目的でお泊まりになるお客様がしばしばあります。

今回お泊まりになったお客様は、本多の森ホールで開かれた「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 ユニット対抗全国ツアー」に参加するためでした。人気アニメにちなんだイベントで、声優さんらが出演する2回公演でした。

(ラブライブ!サンシャイン!!の公演でお越しになったお客様
                    =写真掲載了解済)
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ラブライブ!サンシャイン!!というアニメは、架空の学校・私立浦の星女学院を舞台に活躍するスクールアイドルグループ「Aqours(アクア)」を主人公としたシリーズの第2作だそう。

私は不案内だったのですが、 テレビアニメや映画にもなり、若者らの間でとても人気があるようです。

あかつき屋には、本多の森ホールでの公演に参加するため、関東や北海道からお客様がお越しになりました。
公演は、「めっちゃ楽しかった‼」そうです。
公演を終えて夜、あかつき屋入り。お客様は、みろく温泉さんで汗を流した後、コミュニティルームで深夜までご歓談されました。

あかつき屋に時々アニメやゲームのファンがお泊まりになります。
これまでに「刀剣乱舞」(とうらぶ)のファンの女性グループや「艦隊これくしょん」(艦これ)の男性ファンなど。その都度、その世界の魅力の一端にふれています。

皆様ご宿泊ありがとうございました。また気軽にお越し下さいませ。

登山女性 エネルギッシュに三泊

ゲストハウスのあかつき屋は、国登録有形文化財であるという大きな特長のほかに、いくつかの特筆すべき点があります。その一つは、若年層のみならず、中高年まで幅広い年代の方々に利用して頂いている点です。

ゲストハウスは、ややもすれば、若いバックパッカーが多く泊まるというイメージがありますが、ここはそういうことはなく、多様な年代や職種の方にご愛顧頂いています。ご家族連れも多く、そんな時、館内は、ある家庭の団らんのような光景が広がります。

この度、あかつき屋にお越しになったのは、60代の女性二人。九州・福岡県からお越しになり、ここで三泊されました。お二人は登山愛好家で、世界各地の高峰をを踏破されています。金沢市内のご観光においても、山歩きのような格好で歩かれ、城下町金沢を身体全体で感じられました。

(登山女子のお二人。三泊されました=写真掲載了解済)
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お二人の登山歴は半端ではありません。20年前にチベットの未踏峰の6000メートル級の山を登ったのをはじめ、スイスのモンブランや南米エクアドル、インドネシアなどの高峰を制覇されています。人一倍山を愛する女性です。

金沢への道程は、まず北九州の門司港からフェリーに乗り、大阪南港に到着。その後、陸路は特急などを使わずに、金沢に入られました。
金沢観光では、数多くの刺激的な点があったそう。まず街がきれいなこと。
「(歴史的な観光名所と合わせ)まち全体が世界遺産と言ってもいいくらいですね」。
訪れた長町・武家屋敷跡の土塀にしつらえられた薦掛けにも、厳しい冬に建物を大切にする先人の知恵を認められました。

(武家屋敷跡の土塀の薦掛けに感心=ご提供写真)
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さらには、その食文化の繊細さにも驚かれました。料理やお菓子は、工夫を凝らし、丁寧につくられていると感じられました。
あまつぼさん(柿木畠)でとられたご夕食。バイ貝ひとつを贅沢にお刺身にしてあるのは、初めて見聞。金沢の郷土料理の治部煮は、カモ肉がおいしかった、とのことでした。

(初めて召し上がったバイ貝のお刺身など=同)
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「三泊はけっして長いことはなく、まだまだ見るところがありますね」とお二人。チェックアウト後には、レンタカーを借りて、能登・輪島へ向かわれました。

ご宿泊ありがとうございました。地元福岡のお話もいろいろと聞かせて頂き、楽しかったです。