金沢では、これにちなんで6月30日と7月1日にお饅頭(まんじゅう)を食べる風習があり、この饅頭は氷室饅頭と呼ばれています。
蒸し暑い梅雨の真ん中にある、氷室の日。酒饅頭のこの饅頭を食べて、元気になろう、という狙いもあるようです。
(氷室饅頭を売り出す山本観音堂さん)

市内の和菓子屋さんではこの二日間、一斉に氷室饅頭を売り出します。あかつき屋の近所の山本観音堂さんでも、店頭にずらりとその饅頭を並べていました。
いくつか買い求めました。この日、お泊まりになったお客様にお出ししました。テレビで湯涌温泉で毎年行われている氷室開きの催しが放送されており、たまたまこのニュースをご覧になったお客様は「これにちなんだお饅頭ですね」と話し、金沢ならではの食文化にふれられました。
(氷室饅頭)

国登録有形文化財のあかつき屋では、お客様には一年を通じて、金沢の風習にふれて頂いています。
お正月行事に始まり、春、秋に行われる野町・神明宮のあぶり餅神事、大晦日では前のお寺・広済寺さんでの除夜の鐘つき等々、長い歳月、地道に営まれる伝統行事が数多くあります。
一年の節目節目で、無病息災に感謝し、今後も引き続き精進を誓い合う。今年後半へ。気持ちも新たに臨みます。
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