お越しになったのは、北海道・羅臼町に住むご家族です。
羅臼町は、斜里町とともに知床半島を構成しており、根室海峡をはさんで北方領土の国後島と向かい合っています。その北の大地で暮らす稗田さんご一家6人があかつき屋を全室貸切って3泊されました。
稗田さんは、地元で酪農業を営んでおられ、ひえだ牧場を開いておられます。ここでのご滞在の間、羅臼の風土やお仕事など、得難いお話を聞かせて頂きました。
(北海道・羅臼からお越しになった稗田さんご一家)

稗田さんご夫妻には、小学生と幼児の4人のお子さんがいらっしゃいます。羅臼からは、飛行機やJR電車などを乗り継いで金沢に入られました。
稗田さんのご主人は、ご先祖さんが北陸生まれということもあり、この地に愛着があり、そんなご縁もあって金沢にお越しになりました。
(稗田さんの牧場の牛たち=ご提供写真)

(冬、雪に包まれたご自宅周辺=同)

稗田さんご夫妻との夜のおしゃべりは、興味が尽きないものでした。乳牛80頭を養う酪農業。美しくも時に厳しい自然の中で、家族を挙げて、良質の牛乳を生産し、乳業メーカーを通じて消費者に届けておられるのでした。
4人の子供さんの子育ても大変なのですが、4年生になるご長男は「最近牛の世話をしてくれるようになった」(ご夫妻)と、今では家業の戦力として期待できるようになったとのことでした。
金沢での四日間。主な観光スポットめぐりや夜のライトアップバスに乗られるなどされたのですが、このあかつき屋界隈の温かい人情にふれたのが、心に残ったとのことでした。
近所の温泉銭湯・兼六温泉さんやみろく温泉さんでは、地元の人から声をかけてもらうなど、親切にされたそう。また、夜のお食事では、串焼き店上々南々さんや、なんば亭さんでも、温かく迎えられた、とおっしゃいました。
ご家族は、朝は、あかつき屋で朝食を取られるなど、我が家のようにくつろいで過ごされました。
(お宿ノートに金沢の思い出を記されました)

こちらとしては、小さいお子さんがいらっしゃるので、体調を崩すことのないようにと、気を遣いましたが、夜はぐっすりお休みになったこともあり、皆さん元気に四日間を過ごされました。
本当にはるばる北海道の知床の地からお越しになったというだけで、感無量でした。
稗田さんご一家の皆様。この度のご宿泊ありがとうございました。
地元に戻られたら、再び健やかにお過ごし下さい。
私どもも、一度御地を訪れることができればと思っています。
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