(昔懐かしい配電器具)

以前に住まわれた方が家を大切にされたお陰で故障等はほとんど見られないのですが、電気系統については、故障がなくても「何10年選手」(電気工事業者)のものがあり、安全第一の下、電線などはこれを機会に更新することになります。
その中で、昭和の香りを強く放っている配電器具があります。例えば1階茶の間には、電気の切り替え器具があります。レバーを上下することによって、電気を通したり、遮断したりする器具です。
見た目が、時代がかかっており、加えてその操作も、いかにもアナログなので、電気器具としての機能はさせないのですが、原状のまま残すことになりました。
(ヒューズを納めた回路)

また、使用電力が容量を超えた場合、自ら溶けて電流を断つヒューズの入った回路も、残すことにしました。すすけた外見のこの器具も、やはり何とも言えないレトロな雰囲気を出しているからです。
これも、電気系統の刷新に合わせ、機能はストップさせます。
実は、ある出来事により、この回路を開くことがあったのですが、中には、はんだ付けされた針金状のヒューズが納められていました。右側の回路が1階部分、左側の回路が2階部分を受け持っており、長年けなげに働いてきたんだな、と労をねぎらいたい気持ちになりました。
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