准教授の岡本卓也先生の研究室の皆様で、社会心理学を専攻されています。今回の金沢旅行は、心理学の立場から観光客の金沢での観光行動を探ろうというものです。学生さんが自ら被験者となりGPS(全地球測位システム)受信機を携帯して金沢のまちなかをめぐり、その立ち寄り先や経路から観光客の行動の心理的側面を考える、ざん新な試みです。
夜、学生さんたちは、このフィールドワークからあかつき屋に戻って来られ、岡本先生とディスカッション。パソコン画面に映し出された自分たちの行動の軌跡を振り返りながら、観光行動を考察されました。
(あかつき屋で打合せする岡本先生=右から3人目=と学生さんたち
=写真掲載了解済)

金沢を研究対象とした観光に関する調査は、これまで数多くありますが、GPSを駆使して社会心理学的な角度から観光客の行動と心理を調査しようというのは、極めて異例と言えそうです。
学生さんたちは、初めて金沢を訪れた人、複数回目の人など来訪回数によって3つのグループに分かれて、まちなかへと出かけられました。
夜、お食事を終えて帰って来られた学生さんたち。あかつき屋のコミュニティルームの掘りごたつを囲み、今日一日を振り返られました。
岡本先生の手元のパソコン画面には、GPSによってその日一日の各グループの行動の軌跡が金沢の地図上に示されています。
兼六園やひがし茶屋街などメジャーな観光スポットが多かったのですが、タクシーの運転手さんのアドバイスで予定外の場所を訪れたグループもありました。
(まちへ出る前に下調べする学生さん)

(地図を手にさぁ出発)

また、その立ち寄り先についても、なぜここを選んだのか、ここのどの点に心惹かれたのかなど、様々な観点から分析し、意見交換されました。
(ひがし茶屋街で=ご提供写真、以下同じ)

(通称忍者寺こと妙立寺裏門)

あかつき屋を拠点とした大学生のゼミ合宿は、これまで建築やアート、地理・歴史の分野の方が多かったのですが、社会心理学専攻は初めて。それだけにそばで拝見していて、新鮮であり、興味深かったです。
信州大学の皆様、二泊三日ありがとうございました。引き続き有意義なキャンパスライフをお送り下さい。
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