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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

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梅雨空の下、燈ろう流し幻想的に

ここ数日梅雨入りの気配が漂う中、今日金沢は、百万石まつりが開幕しました。夜には、浅野川で加賀友禅燈ろう流しが行われました。あいにくの雨模様でしたが、数多くの燈ろうが川面を流れる風景は幻想的で、雨の鬱陶しさも吹く飛ぶほどでした。

6月に入り、街並みの夏への衣替えが進むあかつき屋界隈。近くの八坂では、坂の途中にあるグミが赤く色づきました。曇り空で風景の色合いがやや後退するこの時季にあって、鮮やかなグミの実の色は、見る人の心に快い刺激を与えてくれます。

(浅野川で行われた幻想的な加賀友禅燈ろう流し)
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(梅ノ橋から上流を見る。延々と続く光の帯)
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百万石まつり協賛の燈ろう流しは、毎年あかつき屋のお客様と出かけています。今回も外国のお客様とあかつき屋から歩いて会場へ出かけました。

午後7時過ぎ、雨模様ながら、会場の梅ノ橋下流付近は、大勢の人で混み合っていました。
川面を静かに流れる燈ろう。今年は雨のせいか、燈ろうが流れていくスピードは、これまでにもまして速いようです。

上流の天神橋、さらにその上流から続く、灯りの隊列。全部で約1200基という数多くの燈ろうは、次々と流され、光の道をつくっているのでした。

燈ろうの灯りが揺れています。梅ノ橋の上から見下ろすと、燈ろうの中には、ロウソクが立てられており、その炎がゆらめているからだと分かりました。多少の揺れでも消えない、炎。そこにこんな粘り強さがあることが、不思議でした。

金沢百万石まつりは、明日まつり最大の呼び物百万石行列が市中心部で繰り広げられます。

(ぐみの実。日ごとに色づいていきました)
(10日ほど前に撮影↓)
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(数日前に撮影↓)
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お客様とともに、よく通る兼六園そばの八坂。ここしばらくは、ちょっとした楽しみがあります。
坂の途中にグミの木があり、その実が大きくなるとともに、赤く色づいていったからです。

(静かな八坂。梅雨入り前の一日。左端にグミの木)
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グミは、少年時代を思い起こさせる木。自宅近所にもその木があり、その実を手でつまんで口にした思い出があります。
今、八坂の昇り降りで目にするグミの木。
静かな坂道で、この時ばかり、ひと際存在感があります。

城下町金沢は、本格的な夏に向けて、ひたひたと歩を進めています。

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