真鍮合金でできたそのプレートは金沢美大の学生さんがデザインしたもので、重厚な中にも、きらびやかさが感じられます。このお宿の見栄えが増すと同時に、私たちの中にも、この建物を守っていかねばならないという、使命感が改めて生まれました。
(プレートの取り付け作業に当たる業者さん)

このプレート設置は、金沢市さんが町家オーナーに金澤町家に対して一層誇りと愛着をもってもらうと同時に、市民に対しても金澤町家が本市の貴重な歴史遺産であることを認識してもらおうと企画されたものです。
この日午前、プレートを取り付ける業者さんがあかつき屋にお越しになりました。こちらでは、事前にプレートの設置場所を検討し、国登録有形文化財の銘板の上に付けるのが良かろうと決めていたので、業者さんには、その場所に付けてもらいました。
(プレートは国登録有形文化財の銘板と絶妙な一体感を生みました)

取り付け作業は、プレートを町家正面に釘で留める極めて簡単なものでした。
作業が終わり、少し離れて家の正面を眺めると、「金澤町家」のプレートと国登録有形文化財の銘板が、絶妙な一体感を醸し出していました。
プレートは縦5㌢、横幅15センチ余りと、そんなに大きなものではありませんが、家全体を引き締め、さらに一本芯を加えたような力がありました。
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