あかつき屋を開業する前に、修業させて頂いた彦根の町家宿とばや旅館さんを訪れるためです。ここに来るのはおよそ4年半ぶり。近況報告方々お宿の勉強も兼ねてのお泊まりです。
ご主人や女将さん皆さんお元気でした。懐かしさと親しさを胸に抱き、一晩お世話になりました。
2011年1月にあかつき屋をオープンして以来、毎日が慌ただしく過ぎていきました。お宿業を勉強させて頂いたとばや旅館さんにお礼のごあいさつをしたいとかねてから思っていて、実現できずにいたのでした。
年末年始の忙しさも一段落した機会を利用して、城下町彦根に足を運んだのでした。
JRで夜彦根駅に着いた時は、雪が降っており、街は白くなっていました。その白さは、気持ちを新たにしてくれました。
夜道を歩いていき、少し迷って、とばや旅館さんに着いた時は、ほっとしました。玄関には女将さんがいらっしゃり、笑顔で迎えて下さいました。女将さんは80代半ばですが、以前と変わらず、はつらつとしていました。
(4年半ぶりに再会したとばや旅館のご主人)

早速夕食を頂きました。夕食が終わる頃、会合を終えてご主人(女将さんの息子さん)が帰ってこられました。
あかつき屋の近況をお話する一方、ご主人から彦根の宿泊業界の様子もうかがいました。時代の変化は早く、彦根にも、外国人客が増えた反面、新たなビジネスホテルが近く進出するとかで、安閑としておれないとのこと。聞いていて、身が引き締まりました。
お宿業に携わる立場で、とばやさんを拝見すると、いくつも参考になる点がありました。
ローマは一日にしてならず。千里の道も一歩から。
倦まず弛まず、精進することが大切と感じました。
初心に帰った彦根の老舗宿でした。
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