あかつき屋での石川算数サークルさんの新年会で圧巻だったのは、もつ(ホルモン)鍋でした。このお宿では、寒い冬場にお客様がしばしば調理される鍋料理。その中で、今回初めてもつ鍋がお目見えしたのでした。
そのお鍋が食卓にすき焼き鍋と並んで登場した時は、思わず声を上げてしまいました。もつ独特の形状と香り。メンバーの食欲をわしづかみにしました。
今宵そのもつ鍋を登場させた立役者が、サークルのメンバーにいました。金沢市諸江町小学校で教頭を務める太田秀人先生です。太田先生は、大のお料理好き。この新年会では、もつ鍋を提案され、下ごしらえから当日の調理まで大活躍されたのでした。
(十八番のもつ鍋を披露された太田教頭先生
=写真掲載了解済)

太田先生は、もつ鍋には、かなりのこだわりがありました。お肉の仕入れには、三口新町にある「肉のみやざき」さんに行かれ、豚と牛の二種類のホルモン肉を買われました。
豚ホルモンについては、臭みをとるため、鍋に生姜とネギを入れてゆでて油抜きし、牛ホルモンについては、醤油と酒で一晩漬け込んだものをあかつき屋に持って来られました。
あかつき屋では、まず「創味のつゆ」をベースにしたお鍋に豚ホルモンを煮込み、続いてキャベツやニラを入れ、ニンニク、鷹の爪(唐辛子)で味付けました。さらに、下ごしらえした牛ホルモンを入れて、仕上げました。
出来上がったもつ鍋を私も少し頂いたのですが、ホルモン独特の臭みはほとんどないものの、もつの味がしっかりしみたお鍋でした。
このもつ鍋を食べ終わった後、太田先生は今度は、このだし汁を使ってもつ煮込みラーメンを作られました。台所に立ち、再度豚ホルモンを入れて煮込み、十分煮えた後、ラーメンを入れられました。
これも勧められ、少し頂きました。
(ラーメンを入れる前に再度豚ホルモンを煮込む)

(ラーメンを入れて出来上がり)

ホルモン肉をベースに様々な食材が凝縮された濃厚スープ。それが見事にラーメンとマッチしていました。(どんなお味になるのかと)最初抱いた懸念は吹き飛び、思わず「おいしい」と声を上げてしまいました。
「ふつうに、ラーメン屋さんで出せる味じゃないですか」と太田先生に話したら、先生はにこやかに応えておられました。
今回、私は遠慮がちにそのもつ料理を頂いたのですが、次は別の機会を設けて頂いてじっくりと味わってみたいと思ったことでした。
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