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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

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兼六園で雪つり、唐崎松はまだ

冬の訪れを前に、兼六園で雪つりが始まりました。
雪の重みで樹木の枝が折れないように枝に縄を張る雪つりは、その円すい形の幾何学模様の見事さから、金沢の晩秋の風物詩にされているもの。今年も例年通り11月1日から作業が始まりましたが、時折突風が吹く雨模様のため、園内一の枝振りの唐崎松(からさきのまつ)などの高木は2日も、雪つりが見合わされました。

(低木に施された雪つり)
yukitsuri1.jpg
「多行松(たぎょうまつ)」などの低木に施された雪つりは、樹木と円すい状に張られた縄の絶妙なコンビネーションで、職人の円熟した技を感じさせます。

(支柱が立てられたままの唐崎松)
ukitsuri2.jpg

一方、雪つりと言えば、唐崎松と言われるほど、毎年メディアに紹介されているこの名木は、今年は風雨のためまだ冬支度の衣装が施されず、支柱が毅然とした雰囲気で天に向かって立っていました。それはそれで珍しく面白い風景と、見入ってしまいました。

(紅葉が進む園内)
kennrokuenn3.jpg
園内は、この前訪れた時に比べ、さらに紅葉が進んでいました(2010年10月19日付ブログをご参照下さい)。日ごとに色づき、表情を変える名園は、毎日訪れるに値するところとの思いを強くしました。


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