
のれんに表す文字は、他人(ひと)にお願いする方法も考えられますが、妻は、多少書道の心得がありますので、書道の師の指導を受けて、取り組むことにしました。何と言っても、自分たちがお世話するお宿ですから。少しけいこを重ねて、納得のいくものが出来上がれば、それを屋号の題字とします。
妻は、一字一字、心を込めて筆を運んでいきます。平仮名の文字は、やわらかな印象がありますが、しかし、そこには力強さもこもっています。
横で見ていて、五十音の「あ」から始まるのは、悪くないな、と思いました。「あ」は、ものごとの原点、出発点である文字と言えますからね。
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