「グラナダ?」。私は瞬間、どこにある街なのか思い浮かびませんでした。
「スペインのアルハンブラ宮殿のある都市です。アルハンブラを中心に街ができているところが、グラナダととても良く似ています」。お客様は、そうおっしゃいます。スペインのグラナダ。想像もつかなかった街への連想。
何とも語感のいい名前。スペイン南部に位置するその街に対して、にわかに興味がふくらみました。
(結婚3周年記念旅行で金沢にお越しになったご夫妻=写真掲載了解済)

朝の時間、そんなやりとりをしたのは、東京からお越しになった若いご夫妻です。結婚3周年の記念に城下町金沢への旅行を企画されたそうで、ご主人が九州・長崎県、奥様が中国地方・山口県のご出身で、今は東京にお住まい。お二人とも金沢は初めてとのことでした。
何とお二人が2012年に新婚旅行で訪れた都市が、スペイン・アンダルシアにあるグラナダでした。そこには、イスラム教徒の宮殿であり、世界遺産にもなっているアルハンブラ宮殿があるのでした。
(ご夫妻が新婚旅行で訪れたグラナダ。前方にアルハンブラ宮殿
=ご提供写真、以下同じ)

「グラナダは、丘の上にあるアルハンブラ(宮殿)を中心にしてできた街。金沢もお城を中心に、周囲には広大な公園(兼六園)や大学などが配置されています。とても良く似ています」。
ご主人は、兼六園やひがし茶屋街など金沢の街を奥さんと歩きながら、2年前に新婚旅行で訪れたヨーロッパの古都を回想したのだそうです。
そしてお二人は「伝統工芸が盛んな町だからか、一つひとつの設備にもこだわりが感じられました」と口をそろえられました。
(金沢城で開かれたプロジェクション・マッピング)

(神々しい姿の夜の金沢城)

そんなお二人は、城下町金沢の夜の演出にも目を見張られました。金沢城でプロジェクション・マッピングのイベントに行かれたのでした。
伝統的空間に最新の映像技術で展開された魅惑の光と音のショー。それは、紛れもなく金沢の新しい顔でした。
ご夫妻は、あかつき屋のお庭を見ながらの時間を過ごしつつ「金沢いいっ!!。とってもお気に入りの場所になりました」と笑顔で一泊二日の旅を振り返られました。
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