お庭や他のお客様とのふれあい、さらには金沢の町の風景や天候も俳句で描写されました。短詩形の文芸の俳句。こんな形であかつき屋を描いて下さり、感激しました。同時に絶好の秋日和を実際と作品の両面で満喫しました。
(ハワイからお越しになった大迫さん父子=写真掲載了解済)

大迫さんは京都のお生まれで、現在はハワイにお住まいです。息子さんはハワイに生まれ育ち、現在は社会人です。あかつき屋には二泊なさっています。
(ハワイ・オアフ島のサンデービーチ=ご提供写真、以下同じ)

(ハワイ・ヒロのリーズベイ)

大迫さんはハワイで暮らしていると日本語を使うことはなく、まして長年たしなんでこられた俳句を作るということはまずないそうです。
それが、純町家(屋)家屋のあかつき屋で過ごしていると、身体に染みついた創作の習性からか、ふっと句が浮かんできたのだそうです。
(大迫さんが題材にされたあかつき屋のお庭)

あかつきに
霜おく庭や
旅の宿
寒灯火
袖ふれ会いし
町家かな
「八坂から」
二人して
百万石の
茜(あかね)かな
大型も
小型も強(こわ)し
秋の台風(かぜ)
「加賀百万石の城下にて」
名月や
お前さまでも
くも(雲)化粧
ホノルル・ハワイ
高樹 常青(俳号)
今回のご宿泊、そして素敵な作品をありがとうございます。
また息子さんの細やかなお心遣いにも心から感謝申し上げます。
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