穏やかに、静かに秋が深まっていく。そんな思いを胸にしながら、あかつき屋での毎日を過ごしています。
昼頃は、汗ばむほどの暑さになっても、空の色、木々の緑、吹く風は、間違いなく秋です。
あかつき屋のお客様の表情にも、ほっとしたような、ゆとりが感じられ、こちらも真夏の時と違って、心身に余裕をもってお客様のお世話をさせて頂いています。
(ススキの背後に落ち着いた佇まいを見せる、あかつき屋)

あかつき屋の界隈も秋色に染まってきました。
家の前の植え込みのススキは、随分と背丈が高くなりました。夕暮れ時、そよ風に揺れるススキの穂。その背後に、町家のお宿あかつき屋があります。
やわらかな西日を受けて、普段にも増して、落ち着きを見せています。
春夏秋冬の中で、あかつき屋を象徴する風景の一つです。
(軒下で繁茂するコリウス)

家の軒下に置いていた植物コリウスの赤い葉が、見事に繁茂してきました。前を通る人の目も引いているようです。
数か月前ホームセンターで、軽い気持ちで買ってきた二株。それが、日ごとに生長し、今は、存在感をもって、町家の趣に厚みを加えています。
(上がりの間に飾った柿とイチジクの絵画)

お宿の中も、秋の装いを進めています。上がりの間では、柿やイチジクを描いた日本画を飾りました。妻の友人のお父様の手によるものです。
オレンジや赤の色が印象的で、お部屋にしっとりと馴染んでいます。
命あるもの、そして、そうでないものも含めて、様々なもの、ことが、燃える秋へと時を刻んでいます。
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