そんな9月スタートとともに、あかつき屋に、ここらしいお客様がお泊まりになりました。大学で建築を学ぶ学生さんたちです。富山市内で開かれた木にちなんだイベントへの参加を終えられて、金沢に入られました
あかつき屋を選ばれたのは、国登録有形文化財の町家(屋)のお宿という理由から。ゆっくりとお過ごしになり、各お部屋のほか、お庭などを熱心にご覧になりました。
(あかつきの間を見学された東京理科大の学生さんたち=写真掲載了解済)

お越しになったのは、東京理科大学工学部建築学科の学生さんたち。
学生さんは、8月30、31日に富山市大山地区のコミュニティセンターで開かれた「第10回 LIVING ART in OHYAMA Competition 2014」に参加されたのでした。
このイベントでは、木を使った冒険道具や玩具、家具などを展示、発表する催しがあり、東京理科大の学生さんたちは、「くっつみき」というユニークな積み木を出品されたのでした。
(学生さんが手作りしたLiving Artをかたどった木工品)

これは、通常の積み木と違って、木の中に磁石を埋め込んだんもので、磁石同士が引き合って、組み立てたアーチや高い塔なども簡単に崩れない特徴があります。
大変おもしろいアイデアで、イベント会場では、ひと際目を引いたようです。
(アーチもできる、くっつみき)

(斬新な造形美を見せています)

あかつき屋で、学生さんからお話をうかがった際、「なかなかありそうで、ない積み木。これは、すごく人気が出るかもしれないね」と、その斬新な作品に賛辞を送りました。
学生さんたちは今朝、あかつき屋では、お庭をご覧になったり、円窓のある玄関や、天井が高く、書院や床の間などがある二階あかつきの間などを見学されました。
このお宿ステイは、城下町金沢の観光と、伝統的町家建築の視察を兼ねたもののようでした。研究のお役に少しでも立てば、幸いです。また、皆さんお気軽にお越し下さい。
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