夕方、さわやかな表情であかつき屋に戻って来られる姿に接すると、こちらも気持ちが明るくなります。
そんなお客様の中で、一人旅で金沢にお越しになり、このお宿に二泊された女性がいらっしゃいました。和歌山県にお住まいの、さと子さんです。だれに気兼ねすることもなく、ゆったりとマイペースで城下町金沢を巡られました。その先々で、確かに訪れた「秋」を見つけられたのでした。
兼六園や、ひがし茶屋街、近江町市場等々。空の色や水辺のせせらぎ、木々の色には、北の古都に到来した秋を感じられたようです。
さとこさんがカメラに収められた、城下町金沢の秋を紹介させて頂きます。
(兼六園の手前にある八坂。空の色はすっかり秋)

あかつき屋から兼六園へ行く途中にある八坂。空は澄み、大気は、清々しい。急な坂を上っている時、眼下に広がる風景は、一服の清涼剤になったそうです。
(兼六園。木立の間からのぞく空は、明るく晴れ渡っていました)

兼六園。木々の緑は、深みを増し、その木立の間からのぞく空は、秋のそれでした。
(せせらぎの透き通った水は、心地よく)

兼六園内のせせらぎは、底の石が見えるほどに、透き通っています。少し暑くなってくると、その流れは、涼しく感じられます。
(日没後のひがし茶屋街。レトロなムードにあふれる通り)

日が沈んでから訪れたひがし茶屋街。レトロな街灯や家の灯りが、古い町並みを趣深いものにしてみせます。その日の夜空は、雲が低く垂れ、不穏な雰囲気さえありました。
さとこさんは、あかつき屋にご滞在中、ここの町家(屋)の佇まいがすっかり気に入られたようで、お部屋や大きな掘りごたつのあるコミュニティルームなどで、のんびりと過ごされました。
(お客様はあかつき屋のお庭を望む縁側でゆっくりと過ごされました)

秋の気配が漂うお庭もお気に入りの場所で、縁側に座り、心ゆくまで過ごされました。
さとこさん、この度は、ありがとうございました。天候に恵まれた金沢ステイとなり、私たちもうれしかったです。
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