夕暮れ時、車で移動中、兼六園の付近を通ったら、西の空は、秋の色を帯びた青空が広がっていました。暑さと格闘していた折、そんな風景を見るとほっとし、元気づけられます。この夏も、もうひと踏ん張り、といったところでしょうか。
(夕暮れ時の城下町金沢=兼六園から西方を望む)

(兼六園横・兼六坂上から北西方向を望む)

朝11時頃に、突然強い雨がありました。「忍者寺(妙立寺)に行って来ます」と出かけられた二人連れの女性のお客様は、あかつき屋に戻って来られると、「帰りに雨にあいました。あわてて、カフェに入り雨宿りしました」と、昂ぶった調子でおっしゃいました。こればかりは、金沢に住む人でも、なかなか予想のしにくいところです。
昼頃からは天候は穏やかになり、晴れ間が広がりました。
夕方5時過ぎ、外での用件を済ませて、あかつき屋に戻る途中。兼六園付近。西側の空は、青空が横長に広がっていました。茜色の夕焼けというまでには至らないものの、秋の気配を感じさせる、清澄感のある空でした。
お盆が過ぎたとあってか、周辺の通りは、観光客の方の数も少なめに感じました。
夜のあかつき屋。お客様たちはご夕食を済ませた後、近所のお風呂屋さん(温泉の銭湯)へそれぞれ歩いて出かけられました。その帰り道に、にわか雨に遭遇した方もいらっしゃいました。
「傘は欠かせませんね」とお客様。「そうなんです」と私。
そんな片時の出来事においても、お客様は夏から秋へと変わろうとする北陸・金沢の気候を感じ取られたようでした。
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