
夕焼け空は、刻一刻と空の色や雲の形を変えていくので、必死にカメラのファインダーをのぞき、シャッターを切りました。
たなびく雲をキャンバスにしたオレンジ色のグラディエーション、雲の切れ間からのぞく空、そして、その上で精妙な造形美をつくる幾筋もの雲。
自然は、こんな形で人に感動を与えてくれるんですね。
しばし眺めた後、町家ゲストハウスへ向かうため体を翻したところ、ご婦人から「きれいな夕焼けですね。こんな美しい景色は初めて見ました」と言葉をかけられました。
やはり、同じように、空を見ておられたのでした。
晩秋の暮れなずむひととき。冬の足音も聞こえてきました。
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