そんな中で、心がほっとする時がありました。夕暮れ時、見事な風景と出会ったのです。日が傾き、やがて海に沈もうとする時間。日の光と空や雲の色。この時季ならではの美しい風景を描き出しました。
(のと里山海道から見た夕景)

今日、所用があって能登から帰る、のと里山海道(自動車専用道路・旧能登有料道路)の道すがら。車窓から美しい夕景を見ました。雲間から光が差し込み、下界を明るくしています。
海は静かで、鏡のようにその光を受け止めています。
午前中は雨模様でしたが、午後からは天候が回復し、この時間になると次第に青空が広がっていきました。この自動車専用道路と別れ、金沢に近づいた頃、海には黄金の道ができました。
(6月下旬、武蔵ヶ辻の高層ビルから見た夕景)

6月下旬。金沢・武蔵ヶ辻の商業ビル16階のレストラン。そこでお茶をする機会がありました。
大きなガラス窓のそばに席をとって一服。
窓は西に向いています。林立するビル群。その上方には、やがて海に沈もうとする太陽が明るく輝き、その周囲には、空や雲が日の光を受けて、アーティスティックな形象と色彩をつくっています。
カラッと晴れた夏空でもなく、どんよりした北陸の冬の空でもない、この時季の城下町金沢の空。移ろう季節の中で、心を落ち着かせるひとときでもありました。
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