その中で、卯辰山にある花菖蒲園にも足を運びました。そこは今ちょうど花菖蒲やアヤメ、そしてアジサイなどの花々が見頃を迎えており、色鮮やか。香港のお客様たちは、歴史と伝統のイメージが強い城下町金沢のまた別の魅力を感じられたようでした。
(卯辰山の花菖蒲園を楽しまれる香港のお客様=写真掲載了解済)

卯辰山の花菖蒲園は、香港のお客様には当初予定にはありませんでした。ご宿泊一日目、兼六園などを見てあかつき屋に戻って来られた時は夕方近くでした。
「この時間だと観光施設やお店は、そろそろしまう頃。どこか訪れて、いいところはないかしら」。そう私に尋ねられました。
私は一瞬考えましたが、すぐに思いつきました。卯辰山の花菖蒲園へ行こう。そこは、あかつき屋から近いし、今花がちょうど満開になっているんじゃないかな。
香港のお客様は、ワゴン車のレンタカーで来ておられるので、私の車の先導で現地へ向かいました。
5分ほど走って到着した花菖蒲園。120種類ほどあるという花菖蒲は、今が見頃とばかりに咲き誇っており、お客様は着いた途端歓声を上げられました。
花菖蒲やアヤメ。そして、山際の小道のわきには、満開のアジサイの花が並んでいました。
一年で最も日が高くなるこの時期。6時近くになっても明るく、日差しがまぶしいほど。でも、適当に木陰があり、山からほどよい風も吹いており、思いのほか涼しかったです。香港のお客様は、思いがけずこの花の園で夏のひとときを過ごすことができ、満足されたようでした。
(朝食の食卓で談笑されるお客様)

翌日の朝は、材木町の森長さんの焼き立てパンとコーヒーや緑茶などでブレックファスト。お客様はお庭を楽しまれ、写真を撮ったりして過ごされていました。
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