金沢はこの日は、朝から快晴。大拙館は、五月の空の下、周囲の緑はまぶしく、水鏡の庭に満ちる水は、涼しげ。五月の自然の恵みを金沢が生んだ世界的な宗教哲学者の美術館で享受しました。
(五月の空と緑に包まれた鈴木大拙館。水鏡の庭にて)


大拙館は高名な建築家谷口吉生氏が設計した、斬新な建築物であることから、建築やデザインなどを仕事とするあかつき屋のお客様はよく訪れています。同館では現在、企画展「大拙つれづれ草」が開催されていることもあって、足を運びました。
晴れわたる空の下、シャープな外観の大拙館は、視界に鮮烈な印象を与えます。思索をするというよりは、散策を楽しむというスタンスで各部屋を回りました。
(企画展「大拙つれづれ草」の展示物)

開催中の企画展「大拙つれづれ草」。会場には大拙の数々の随筆を収めた著書や新聞の連載記事が紹介されていました。生前、思索の傍ら、変動する社会や世界の動向とも向き合った大拙の姿を垣間見ました。
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