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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

フランスの園芸家夫妻 金沢の庭ご堪能

金沢のお庭にことのほか関心を寄せられるフランス人ご夫妻のお客様をあかつき屋にお迎えしました。
兼六園をはじめ、あかつき屋付近の民家のお庭をご見学、ご夫妻にとっては、興味が尽きない金沢ステイになったようでした。

このご夫妻は、フランスで植え木を育てるグリーンハウスを経営されており、造園にも関心をもっておられます。
それで、あかつき屋にご滞在中は、近くの兼六園をはじめ、あかつき屋付近の一般民家のお庭についてもご案内させて頂きました。

(兼六園など金沢のお庭を見て回られたフランス人のご夫妻=写真掲載了解済)
0207french01.jpg

兼六園では、まず夜間のライトアップの時間に赴きました。ライトに照らされ、くっきりと浮かび上がった唐崎松や根上松などの名木やことじ灯篭、噴水などの風景には、ご夫妻は鮮烈な印象を受けられたようでした。

特に大小を問わず木々が雪吊りを施されている様子に目が引きつけられたようで、その役割について尋ねられたので、簡単にお答えしました。

(ライトアップされて、くっきりと浮かび上がった兼六園の松)
0207gardenagain.jpg


私は、兼六園のような名園だけでなく、金沢の一般家庭のお庭のしつらえもご夫妻には参考になるであろうと考え、今朝、朝食のパンを買いに行くため、材木町のパン屋森長さんまでの行き帰りの道をご案内させて頂きました。

ここあかつき屋のように、金沢の伝統的な町家の場合、家の奥(裏側)にお庭を持つケースが目立ち、近年建てられた敷地が広い家は、家の前面にゆったりとお庭のスペースを取っていることが多く、そんな家屋の在り方も考えさせられるものでした。

また、ここでも松の樹木などに漏れなく雪吊りが整えられていることが、ご夫妻には印象深いことのようで、「この雪吊りは、日本全国でされているのですか」と聞かれたので、「金沢や富山など主に北陸ならではのものと思います」と答えました。

さらに材木町のあるお家では、家の前のささやかなスペースに花を咲かせたツバキの枝が置いてありました。いくつもの赤い花は、寒い朝、見る人の気持ちを暖かくしてくれます。

そんなお庭の演出にも、ご夫妻は金沢の人の細やかさを感じ取られたようでした。

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