年末年始のにぎわいが一服した今、雪はそんな熱気をも冷ましてくれるようであり、ほっとした気持ちにもなります。あかつき屋の前の雪かきに勤しむ一方、中の仕事が一区切りついたので、昼頃歩いて近くの兼六園へ出かけました。
(雪化粧した琴じ灯篭。背後には霞ヶ池)

雪の兼六園。冬にあかつき屋に来られるお客様は、雪を期待する人が少なくないので、雪景色の名園を見ると、安ど感さえ覚えます。
(眺望台からは、白くなった医王山が望めます)

琴じ灯ろう、霞ヶ池、唐崎松、旭桜…。雪をかむり、それぞれに趣がありました。
眺望台からは、卯辰山の右向こうに医王山の山容が見えます。
(帰る頃には再び雪。花見橋は雪見橋に)

あかつき屋に戻る頃、再び雪が降り始めました。花見橋は、この時季雪見橋に。雪にけむるその橋と、せせらぎ。このシーン一つ切り取っても絵になります。
訪れた時間、兼六園は雪は強く降っていなかったのですが、人の姿は少なく、そこは静寂の世界。名園の風情を楽しむ一方で、この一年の過ごし方にも思いをはせてみたことでした。
(兼六園までの行き帰りに通る八坂。人影少なく静かな坂道)

帰り道。八坂もお隣の松山寺さんや町家と相まって、森閑とした雰囲気。雪の賢坂辻界隈の家並み、そして卯辰山が望めます。
(雪をのせ、気高い姿の松の木)

(雪に包まれたお庭。今朝の風景)

あかつき屋のお庭も雪景色。雪吊りした松の木、白くなった庭園。木々には雪の重みが気になるところですが、しばらく雪の風情を楽しむ日々がもてそうです。
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