あかつき屋には、そんな北の城下町で休日を過ごそうと、観光のお客様が相次いでお越しになっています。そんな方々をお迎えするため、お宿のしつらえを変えて、町家の秋を感じて頂いています。
(玄関の円窓の前に生けた秋の花)

玄関の円窓は、あかつき屋のビュースポット。その前には、秋にふさわしい花を生けました。
花材は、野ばら、りんどう、和ぶどう、ストロベリーフィールズ。近所の花屋たけした花店さんに選んで頂きました。
秋の草花は、玄関全体の雰囲気をも変えてくれるようです。
(上がりの間の衝立に飾った赤とんぼの歌の掛け軸や一輪の花ナス)

玄関から続く上がりの間でも、折々に飾り付けを行っています。そこの衝立には、童謡「赤とんぼ」の歌詞をしたためた掛け軸と、一輪の花ナスなどを掛けています。
赤とんぼの歌の歌詞は、書道をたしなむ妻の手によるもの。神奈川県茅ヶ崎からお越しになったお客様は、その掛け軸を見てすぐに「山田耕筰の歌ですね」と言われました。
茅ヶ崎には、この歌を作曲した耕筰の歌碑があるから、とのことでした。
(お庭で満開になった金木犀。手前はナンテン)

お庭では、金木犀が満開となり、いい香りを放っています。外を歩いていても、家々のお庭から金木犀の香りがしてきて、散策がとても心地よい。
家も街も金木犀の香りの中にあるようです。
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