あかつき屋から兼六園へと行く道すがらでは、金木犀が香っていました。
秋晴れが続くここ数日。これらの街の変化は、私たちの気持ちをより明るく、快いものにしてくれました。
(あかつき屋が所属する御親会の秋祭りの飾りつけ)

賢坂辻そばの秋祭りに合わせての飾りつけは、材木町のパン屋森長さんへの行く道に見つけました。あかつき屋が所属する町会「御親会」が設置したものです。
中をのぞくと、御親会所蔵と示された赤い獅子頭が中央に置かれていました。伝統がある雰囲気で、かつて秋祭りの時、この獅子頭を使って、獅子舞が演じられたのでしょうか。とても立派なものです。
この秋祭りの飾り付けを行っている倉庫風の部屋には、この界隈の藩政時代からの町名で、戦後まで使われた「御小人町」の名札も掲げられていました。
(数多くの露店が並んだ椿原神社の前の通り)

椿原神社の前の通りでは、たこ焼きやお好み焼き、ベビーカステラなどの露店がいくつも並んでいました。昼下がりの頃、学校を終えた子どもたちが大勢集まり、思い思いにお店を回っていました。
(秋の風情が漂う八坂を楽しまれるお客様=写真掲載了解済)

お客様と兼六園まで歩いて行く道すがら。東兼六町の辺り。ある家の前から、ほわーっといいにおいがします。
金木犀の香りです。一、二日前までしていなかったのに、いよいよ金木犀が、芳香を放ち始めたのです。思わず、歓声が出ました。
ここを過ぎて、例によって八坂を上ります。いつ来てもいい眺め。ご案内した静岡文化芸術大学の学生さんも美しい景色に心動かされ、早速眼下の家並みの風景をカメラに収めておられました。
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