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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

「Mさん よく来て下さいました。」

朝、あかつき屋で慌しく過ごしている時に電話が鳴りました。「Mですけど。2月にお客として来ました。あかつき屋の玄関前に来ていますので、出てきてもらえませんか」。

誰だろう?とにかく、玄関に出てみました。で、お顔を見てすぐ分かりました。今年2月にあかつき屋にお越しになった時、鍋料理をされたグループのうちのお一人です。
懐かしくも、うれしいご再訪。Mさんはお土産にと、うちわを下さいました。

(半年ぶりにあかつき屋にお越しになったMさん
                   =写真掲載了解済)
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この前の冬は、あかつき屋にとって、とても心に残りました。数多くのグループが、大きな掘りごたつを囲んでお鍋料理をされ、団らんの夜を過ごされたからです。

その中で、Mさんのグループはひと際印象深いものでした。お鍋二つを使って、ブリしゃぶとカニしゃぶをされたのでした。近江町市場で買い出しした食材を使ったお鍋料理は美味で、金沢の夜は大いに盛り上がりました。

(2月にあかつき屋にお越しになった時に開いた、しゃぶしゃぶの宴。Mさんは中央)
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このグループが私の心に残ったのは、しゃぶしゃぶをしたということにとどまりません。お鍋を食べ終わった後、最後は、ミニ茶会をされたのです。

お腹いっぱいになった後に開いた茶会。茶道の心得のある人はお抹茶を立て、紅茶に精通した人は、紅茶をつくり、皆に振る舞われました。

私もお茶のご相伴にあずかったのですが、これがなかなかいけるのでした。酒席の後のお茶会は一見違和感があるように思えるのですが、これが絶妙な空間をつくりだしたのでした。

座はにわかに落ち着き、穏やかな心持ちで会話が繰り広げられたのでした。このドラステッィクな場面の変化は、ある種の衝撃でもありました。

その席で、持参した茶道具で抹茶を立てられたのは、今朝お越しになったMさんなのでした。Mさんは、京都にある茶道美術品を取り扱う会社にお勤めで、その関係で身につけられた茶道の腕を披露されたのでした。

その際頂いたお抹茶の味は、なかなかのものでした。と同時に酒席の後に、お茶で締めるのも、いいものだと、大きな発見をした気持ちになりました。

この日、Mさんは仕事の関係で金沢にお越しになり、用件の前にあかつき屋に足を運んで下さったのでした。お土産に下さった、モミジの絵柄のうちわは、会社の夏のご挨拶品だとか。

素敵なうちわ、ありがとうございました。大切に使わせて頂きます。

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