あかつき屋が改めて金沢美大のお膝元にあるゲストハウスと実感した二日間。お客様は、大学との往復から、あかつき屋にアートの風も運んで下さいました。
(オープンキャンパスが開かれた金沢美大)

(あかつき屋で高校生のお客様が広げた金沢美大の資料)

あかつき屋は、金沢美大に最も近いお宿であることから、今春はその大学を目指す受験生が宿泊されたほか、昨年8月には教員免許の更新を控えた美術の先生が、美大に講習を受けに数日間お泊まりになった実績があります。いずれの方もアートに関係する人たちですから、もちろん金沢町家の趣を備えた、このあかつき屋に対して、関心をもってのお泊まりとなりました。
今回金沢美大のオープンキャンバスを訪れたのは、関西在住の男子高校生(彫刻専攻)と、関東在住の20代の社会人の方(デザイン専攻)でした。
特に高校生の方は、県外に一人で泊まりがけの旅をするのは初めてとあって、彼からは初々しさと緊張感が感じられました。
今回の宿泊は受験ではないので、私もその点気が楽でしたが、それでも無事二日間の日程を終えることができるよう、サポートさせて頂きました。
夕方、空いた時間を見つけて、あかつき屋から金沢美大まで行く道を歩いて案内いたしました。美大までの道のりは、金沢町家が軒を連ねる天神町を通るので、そんな町の景観や歴史についても、途中説明しました。
金沢美大には、15分ほどで到着しました。高校生は、大学の姿を見ると、ほっと安どの表情を浮かべられました。美大からの帰り道、きれいな夕焼けに出会いました。町家が続く街道にあって、その風景はことのほか印象的でした。
(美大からの帰り道、美しい夕焼けと出会いました)

高校生は今朝、美大では彫刻の体験学習があるということで、早々にあかつき屋を出発されました。
出発前に私に、神社のお参りの仕方を尋ねられました。美大へ行く途中にある、椿原天満宮を参拝するのだそうです。その神社は、学問の神様菅原道真公をまつるお宮さんです。
金沢美大を第一志望にするその高校生。社会人のお客様とともに、その志がかなうことを祈らずにはいられませんでした。
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