お越しになったのは、タイの若き三人の女性建築家さんです。気になる点について即座に質問されるので、できる限り説明させて頂きました。
(あかつき屋にお泊まりになったタイ人の女性建築家さん=写真掲載了解済)

こちらのお客様は、タイ・バンコクの大学で建築学を学ばれ、そこをご卒業後、二人は東京の建築事務所でインターンシップを経験され、一人は現在東京の工科系大学の院で勉強されています。
あかつき屋には奥飛騨・白川郷に立ち寄られた後、夜にチェックインされました。
翌朝、あかつき屋の建物内を説明させて頂きました。二階に設けられた十畳間のお座敷(あかつきの間)では、高い天井に目を見張られ、ゆったりとした床の間や網代天井などにも興味を示され、写真を撮るなどされていました。
日本独特のしつらえにも目を留められました。上がりの間に飾っている武者人形や、卯辰の間と上がりの間の天井にさしてある、金沢・神明宮のあぶり餅についても質問されるので、ポイントをお答えしました。
(風鈴についても説明しました)

いよいよ暑くなると、玄関前軒下に吊るす風鈴についても紹介いたしました。南部鉄器でできたその風鈴。町家としての雰囲気を高める、趣のある調度品です。
女性三人は、金沢町家のしつらえ、飾りつけは、地元の風習とともにあることをも感じ取られたようでした。
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