これが思いのほかおいしく出来上がり、その味に大満足、気持ちよく、新たな季節を迎えることができそうです。
(生産農家から直接買った竹の子)

竹の子は、金沢市南部の生産農家から直接購入しました。その農家の前を歩いて通りかかったら、その家のご主人が納屋で昼取りの竹の子の出荷準備作業をする光景に出くわしたので、小さめのものを買ったのでした。
新鮮な竹の子は、それにふさわしく食べるのが一番と考え、お刺身にすることにしました。
実は竹の子料理については(他もそうですが)、ずぶの素人。早速インターネットで調理法を調べました。
お刺身ですから特段難しいことはないのですが、竹の子はアルミホイルで蒸し焼きにした後、皮をむき、お湯でゆでて仕上げました。
(調理した竹の子のお刺身=右と炒飯=左)

ゆで上げた竹の子は、すべてお刺身にしたら多すぎるので、どうしようかと思案。竹の子ご飯を作るには時間がかかるので、はっと思いついて、残り3分の一の竹の子は炒飯の具にすることにしました。
竹の子のほかに、冷蔵庫にあったネギ、キャベツ、そしてハムを加えて、即製の竹の子炒飯を作りました。
竹の子のお刺身と炒飯は、一時間ほどで出来上がりました。これが想像以上のおいしさ。竹の子は旬の上に、取れたてであることが、決め手になったようでした。
サクサク感と、竹の子特有のほのかな苦味が、口内に何とも言えない清涼感となって広がりました。特に炒飯では、ご飯にやや水分が多かったのが幸いして、竹の子は柔らかめのご飯にしっくりとなじんで、とても食べやすかったです。炒飯というよりピラフみたいな出来上がりでした。
竹の子本来の味がストレートに伝わったお刺身。そして、竹の子の風味が全体に広がった炒飯。いずれもヘルシー感満点の郷土料理となりました。
あかつき屋は素泊まりのお宿なので、竹の子料理はお客様にお出しすることはないのですが、個人的には竹の子の素材についてより具体的に知ったこと、また、図らずも、さわやか風味の炒飯(創作料理!?)を作り得たことは、大きな収穫でした。
スポンサーサイト