その言葉は、どんな意味があるのでしょう。一見不可思議な感じがします。
このTシャツ、タイから金沢へ観光でお越しになった女性Pom(ニックネーム)さんが身に着けておられました。
(胸に「つづく」のマークが入ったTシャツを着るPomさん・右とSudjaiさん
=写真掲載了解済)

Pomさんはご友人のSudjaiさんとご一緒にあかつき屋に宿泊されました。
Sudjaiさんは、タイのリゾートの島で知られるプーケットでガイドの仕事をなさっており、Pomさんは、バンコク市内の大学で映画学を学生に教える先生です。
胸に「つづく」マークの入ったTシャツを見て、けげんな表情をする私に、Pomさんは笑いながら説明して下さいました。
「これは(大学の)私の教える学生が作ってくれたんですよ」。市販品ではなかったのです。
「『つづく』は、シリーズものの映画では最後にスクリーンに記される『To be continued』の意味ですよね」とPomさん。「正確なところは分かりませんが、学生はどうもそれに倣ったようです」。
そして、その学生は、Tシャツの胸と後ろの襟首部分には、しつらえ方をインターネットで調べて、布地でできた「つづく」マークを付けたのだそうです。
(後ろ襟の部分にも「つづく」の文字。その言葉の下の部分にタイ語で同じ意味の言葉が。)

左胸の部分に付けられた「つづく」の文字は、唐突であり、不可解でもあります。でも、どこか肯定したい気持ちにもなります。
PomさんとSudjaiさんは二泊されてご出発する朝、お二人と私は、Tシャツのそのマークを取り上げながら、このお二人と私の間柄(絆)も永遠に「つづく(To be continued)」ということだよね、と笑って確認しあい、別れを惜しみました。
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