この季節の変化に合わせ、あかつき屋では、玄関横の上がりの間の障子を張り替えました。障子戸は、きれいな和紙に変わり、すっきりさわやか。気持ちも新たになりました。
(張り替えた障子戸。格子模様が美しい)

障子は紙であり、生き物とも言えます。それだけに時間とともに、色や張りなどで微妙に経年変化を見せます。今回冬が終わった時季をとらえて、まず上がりの間の障子戸を張り替えることにしました。
作業をお願いしたのは、菊川町にある瀬田表具店さん。玄関に面したところと、外に面したところの計6枚の戸を張り替えてもらいました。
障子戸を納入して頂いたのは、夕方頃。日が西に傾き、外側の戸の格子の模様が、真新しい障子に影となって、くっきりと映し出されました。
この障子戸の格子と、影となって浮かび上がる格子。縦、横のラインが、何とも言えない凛とした風景を形づくっています。
これは、日常的な風景なのですが、日の傾き具合、空模様によって、この格子の形状が微妙に変わり、独特の趣をつくるのです。四季や時間の移ろいを感じる、あかつき屋の一つの指標とも言えるものです。
今日の格子の模様は、春の明るい日差しを受けて、この格子を配した景観は、晴れやかであり、一種の清涼感をもたらしてくれるものでした。
(玄関に生けた早咲きの桜が見頃に)

玄関に生けた早咲きの桜も、一足早く見頃となりました。ともに生けたフリージアの黄色とともに、玄関を明るくしてくれています。
そんな花にも元気を得て、気持ちよくこの春を迎えています。
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