市内観光の一方、金沢町家であるあかつき屋の和の趣を味わわれたほか、あかつき屋の前のお寺広済寺さんも訪れ、歴史のある雛人形や本堂を見学されました。
(あかつき屋にお泊まりになったタイ人留学生の皆様=写真掲載了解済、以下同じ)

今回のタイ出身のお客様は、立命館大学草津キャンパス(滋賀県、略称BKC)の大学院で学ぶ留学生の方々です。
バイオテクノロジーや建築、機械などを専攻されており、この大学院を修了されたら、「タイに帰って、お国の発展に尽くしたい」との志をもっておられます。
今回の金沢旅行は、ハードな研究生活の合い間を縫って、「リフレッシュを兼ねたもの」(お客様)でした。
あかつき屋の和風のお部屋を気に入られる一方、あかつき屋界隈の下町風情も楽しまれました。
前の広済寺さんでは、格調高いひな人形の段飾りを見せて頂きました。
(神殿造りの雛人形飾りを見学されました)

これは、今年88歳になる広済寺さんのおばあさんが大正14年に誕生した際、そのお母さんの津幡のご実家からお寺に贈られたものだそうです。
今では珍しい神殿造りが、大きな特長になっています。
あかつき屋では旧暦の桃の節句まで、上がりの間の木目込みのお雛様をはじめ、各お部屋にひな人形を飾っていますが、タイの方々は、これらとはまた違った趣の雛人形飾りに目を見張り、熱心に写真を撮っておられました。
(本堂でおまいりもされました)

この後、ご一行様は本堂を見学。コンクリート造りが多いタイのお寺と違って、木をふんだんに使った建築様式にも興味がそそられたようでした。
タイも日本と同じ仏教国。仏前に並ばれた留学生の皆さんは、タイ式にのっとり、手を合わせ、体を前に折り曲げておまいりされていました。
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