今振り返るとこの冬は、大雪にはならなかったものの、例年になく雪がだらだらと続き、気温の低い日が多くありました。やはり北陸においては、冬はじっと忍んで過ごす時期と改めて思いました。
それでも、そんな中で、この城下町金沢に住んでいればこそ、味わえる歓びのひとときもありました。あかつき屋界隈の散策や移動中、思いがけず素敵な風景と出会ったのです。
長年金沢に住んでいても、毎年新たな発見があります。そんな邂逅とも言える出会いを写真で振り返ってみました。
(馬坂中腹から見下ろす街の風景)

(馬坂不動尊。竜の口から落ちる霊水が氷結)

あかつき屋から歩いて5分ほどのところにある馬坂。数日前、そこを登って中腹に差しかかった時、街を見下ろしました。
青空の下、家の屋根に積もった雪は、まばゆく輝き、遠望すると金沢駅付近の高層ビルの数々がりんとした姿をしていました。
さらに少し上がったところには、霊水で有名な馬坂不動尊があります。その社の奥に進むと、珍しい風景が。いつも竜の口から流れ落ちる水が凍り、つらら状になっていたのでした。
(もりの里の山側環状線の植え込みが凍り、樹氷のように)

こんなこともありました。今月17日の朝のこと。もりの里の山側環状線。その通りのわきの植え込みが、樹氷のように凍っていました。
「金沢でもこんな風景があるんだ」。美しいというか、不思議な気持ちになりました。
(旧県青年会館付近から浅野川を見下ろす。山並みや街の風景が美しい)

知られざる名所との出会いもありました。浅野川にかかる常盤橋を渡り、坂道を上がっていき、旧県青年会館(現県青少年総合研修センター)前を過ぎた辺り。
見下ろすと、見事な風景。浅野川の左岸には、住宅街が広がり、さらに上れば兼六中学校の校舎があります。
上方に山並みが続き、おそらく白山と思える山容もあります。
左側には、山側環状線に沿って建つビル群。新旧が混在する景観です。
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