上がりの間では、花嫁のれんを飾りました。その前に置いた梅の鉢では、梅が開花、一足早く春の到来を感じさせています。
(上がりの間に飾った花嫁のれん)

立春の日は、終日雨模様。でも寒さは和らぎ、この日の金沢は最高気温が10度近くまでになりました。次第に春らしくなってきたのに合わせ、あかつき屋では先日、上がりの間に花嫁のれんを飾りました。
これは、母が61年前にお嫁に来たときに実家から持参したもの。友白髪の老夫婦が中心に描かれ、松竹梅や鶴亀などが配されたおめでたいもの。
父母は、この花嫁のれんと同様昨年結婚60年の節目を迎え、子どもたち家族は、ささやかですがお祝いの会を開きました。不肖の子どもたちですが、父母はこののれんのご加護に与った幸せな人生をおくっていると言えるかもしれません。
(梅が白い無垢な花を開かせました)

梅は、あかつき屋が昨年末に地元出身の柔道女子金メダリスト松本薫選手の勇姿を描いた水墨画を近くの味噌蔵町小学校へ寄贈させて頂いたことに対して、その小学校から返礼として頂いた花木。玉牡丹(ぼたん)という品種です。
2日夜に初めて白い花が開いたのをお泊りのお客様が見つけられました。その後、もう一つ花を開かせました。花はこれからさらに数を増やしていくことでしょう。
肌寒さは残るものの、春の足音を確かなものとして感じる今日この頃です。
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