新年準備も終え、片時この一年を振り返ってみました。開業から丸二年。今年も多くのお客様の笑顔に接し、随分と元気を頂きました。
あかつき屋を陰日なたで支えて下さる人も少なくありませんでした。あかつき屋が今日あるのは、そんな人たちの力にもよっています。
ただただ感謝です。様々な方たちの思いやご期待を受け止め、あかつき屋は、新たな一歩を踏み出します。
(万年青を生けて下さる角尾さん)

(上がりの間に生けて頂いた正月花)

あかつき屋の新春の装いに向けて、私たちの友人たちがお忙しい合間を縫って、ひと役買って下さいました。
華道教師の角尾宏子さん。玄関と上がりの間に素敵な花を生けて下さいました。
玄関の円窓前は万年青(おもと)を生け、上がりの間には、若松、柳、梅、菊、つばき、千両、息吹で正月花を作って下さいました。
生けられる様子をそばで拝見していると、清新な花材と相まって、こちらの背筋が伸びるような心持ちになりました。お花が出来上がると、お部屋は清く、気高い空気が満ちました。
(中村元風さんの作品「蛇之図」)

加賀市大聖寺で「今九谷窯」を開く中村元風さんの飾り皿「蛇之図」を飾らせてもらいました。来年の干支の蛇は、弁財天の使者で、財産を守り、財産を殖やすといういわれがあるとか。福運を呼ぶお皿です。
元風さんは、陶芸の世界で様々な挑戦をなさっている作家さんです。今は釉薬の研究に没頭されています。釉薬には独特のみずみずしさや立体感があると、元風さんは語られ、その魅力を強調する技法の開発に専心されています。
元風さんの意欲的な創作活動も、私たちに大いに刺激を与えて下さるものです。
(大晦日の夜、あかつき屋)

断続的に降る雪で、あかつき屋の周辺は、真っ白になりました。前のお寺の広済寺さんには、ライトが点けられ、辺りが明るくなりました。
もうじき除夜の鐘がつかれる時です。寒さは感じられますが、気持ちが凛とする時間であり、好きな年越しの行事です。
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