でもそんな朝は、空は青く晴れ上がり、空気も澄んで、心は明るくなりました。
日がやや高くなった頃、あかつき屋のお客様と歩いて兼六園へ向かいました。兼六園手前の八坂に着きました。路面はガラスを載せたように凍っており、日の光をはね返していました。
この日ばかりは、用心して一歩一歩階段を上がっていきました。
(八坂の中腹から街を見下ろす。雪をかぶった瓦屋根が美しい)

八坂を登るのが苦にならないのは、坂から景色を眺める楽しみがあるから。この日、中腹にさしかかって街を見下ろすと、家々の瓦屋根は、雪で覆われて真っ白に。前方遠くの卯辰山も霞がかかったように白っぽくなっていました。
ちょっとしたはずみで、階段横のスロープに足を置いてしまいました。「危ない!」。足が滑り、もう少しで転倒し、大惨事になるところでした。
「やはり、寒い朝は注意しないといけないな」。改めて自戒したことでした。
(水を噴き出す融雪装置。金沢の冬の風物詩の一つでしょうか)

坂の松山寺側では、融雪装置のパイプから水が噴き上がっていました。金沢の冬の景色としては、ありふれたものですが、なぜかしばらく見入ってしまいました。
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