木製の玩具は、ジグゾーパズルや昇り人形の蝶々など。おもちゃは、いずれも木のぬくもりが感じられるもので、お客様は、あったかな木の肌触りを楽しみながら、童心に返ってそれら玩具に親しんでおられました。
(山下さんが手作りされた木製玩具。手前が昇り蝶。そのほかは、十二支パズル)

今朝、朝食が済んで私がキッチンで片付け仕事をしていた時、お泊りのお客様が「玄関に人が来ています」と呼びに来られました。
「誰だろう?」。不思議に思って玄関に出て行くと、ご近所の山下さんでした。
山下さんは日頃、木製玩具作りに取り組んでおられ、自宅工房で、様々なものを作ってこられています。つい先日には、木で作った蝶をひもに通し、ひもの端を交互に引くと移動する「蝶」をこしらえられ、あかつき屋にくださいました。
今回は、手に数多く木で作ったものをお持ちです。何かとお尋ねすると、えと十二支を組み込んだ木製パズルです。
木の板を糸鋸で裁断したもので、木枠には、牛やうさぎ、へびなどのえとが、はめ込まれています。
私は、初めて見るものでした。
偶然お客様がいらっしゃったので、その遊び方の習得も兼ねて、お客様にその玩具に挑戦して頂きました。
(十二支パズルに挑戦されるお客様と山下さん・左)

パズルは、いったんばらすと、元の形に戻すのはなかなか容易ではないようで、お客様は動物をかたどったピースの組み立てに真剣な表情で取り組んでおられました。
その傍らで山下さんが、笑顔を浮かべて作業を見守っておられ、時にお客様にアドバイスされていました。
(お客様は昇り蝶のおもちゃにも挑戦されました)

お客様は、仕掛け玩具の蝶遊びにも挑戦されました。二本のひもの両端を持ち、その端を交互に引っ張ると、羽根の穴にひもを通した蝶が、少しずつ上の方に上がっていきます。
お客様は、ひもを引きながら、蝶がじりじりと上がっていくのを楽しんでおられました。
私はしばらくその光景を眺めていましたが、お客様と地元の人との予期せぬ交流に、何とも言えない、ほんわかとした気持ちになりました。
スポンサーサイト