このほか、観光拠点施設・道の駅「若狭おばま」などにも寄り、小浜の新たな観光の息吹にもふれました。
(泊まった民宿さわさんと、女将さん)

(民宿の前がすぐ海です)

あかつき屋も今度の年末で、開業丸二年を迎えます。お蔭様で、国内外の大勢のお客様にお泊り頂いていますが、ここで一度立ち止まって、振り返るのも必要かと考え、初めての泊りがけ研修をさせて頂きました。
宿泊したお宿の民宿さわさんは、目の前がすぐ海で、景色がとてもよろしいところ。ここで頂いた夕食は、小浜の海の幸が盛りだくさん。
キダイ(レンコダイ)の塩焼き、天然カンパチ、ヨコワ、アオリイカのお刺身、サザエの煮物、カワハギと季節の野菜が入ったお鍋、肉厚のアナゴなどのてんぷらなどが、食卓に並びました。
女将さんは「小浜の海は魚の種類が豊富。その上、水もきれいなんですよ」と説明して下さいました。「海の水は、滋賀県の山から滲み出して、100年かかって海に注いだもんなんですよ。だからお魚もきれいで新鮮なんです」とのこと。
「大都会の海では、食べにくいボラなんかも、ここのはきれいだから、ふつうに食べるんですよ」。
そんな話しをうかがうと、どのお料理もなおさらおいしく感じられました。
お宿のご主人や女将さんからは、地元のことや、お宿のことなど、いろいろとお話を聞かせて頂きました。特に興味を持ったのは、以前このお宿のご主人は材木の商いをしていて、さらにその前は大工さんだったとのことでした。
今の民宿の真新しい建物は、昨年7月に新築されたもの。それまでは、材木商を営んでいた時の建物を利用して民宿を開いていたのでした。
聞けば、小浜は、かつては木材の集積地だったとのこと。昔、駅の近くには、木材の集積所があり、数多くの木材が集められたとのことでした。
小浜には数多くのお寺があり、歴史の町というイメージがあっただけに、また別の顔を見る思いがしました。
また、このお宿のご先祖が大工さんだった頃は、打ち身などに効く自家製のお薬を販売していたというのは、興味深いエピソードでした。
家や地域には、表には出ない物語やエピソードが、いろいろとあるのだなと、感じたことでした。
(さばトラななちゃんと、その猫をお世話する小浜市の担当の男性)

新たな観光スポットとして、昨年3月に誕生した道の駅「若狭おばま」も、楽しいところでした。
そこには、ゆるキャラで猫の「さばトラ ななちゃん」が、お客さんに愛きょうを振りまいていました。聞けば「小浜市の公認キャラクター」であるとのこと。
ななちゃんのお世話役の小浜市の担当者の方とおしゃべりしたり、ななちゃんとふれあったりしていたら、気持ちも明るくなり、楽しい気分で帰路につきました。