英語を使ってコミュニケーション、互いのお国のことや、家族のことなどを話し、楽しく過ごさせて頂きました。その中で最後の夜となった昨晩、お客様から二つとない贈り物を頂きました。那智石の小石に金を施し、ご自分の名前を記した置き物なのです。
(あかつき屋にご宿泊されたタイからのお客様=写真掲載了解済)

今回のお客様、男性がタイで金や銀などの鉱石を扱う会社を経営されているのです。そのため、石については、ことのほかご関心があったようです。
ご宿泊中、お庭の石には興味を示され、手で触るなどして、材質を調べられているように見えました。
今回頂いた石の置き物、実はお庭に敷かれている黒っぽい那智石を使って細工されたのでした。「あなたの家のお庭の石を使って、金を塗ったんだよ」。私より二つほど上のBoonrodさんは、いたずらっぽい笑みを浮かべてそう言いました。その石の表面には、ご自分の名前が記されていました。
石に金を施した方法については、ここでは伏せておきますが、数時間もかけての作業だったようです。
(那智石を使って細工されたBoonrodさん)

(金を施し、お客様のお名前が記された那智石)

Boonrodさんが、お庭で那智石をいくつか手に取り、吟味していたなぞが、解けました。金を施しやすく、自分の名前を載せやすい、平べったいものを探しておられたのです。
思いがけない贈り物に驚くとともに、そのお気持ちにうれしさもこみ上げてきました。
Boonrodさんは、これまでお客様が手作りした折り紙が並べてあるテレビ台を指差して、この那智石の贈り物も一緒に置いて欲しいとおっしゃいました。早速そうさせてもらいました。
タイのお客様たち、金沢でのご滞在を存分に楽しまれたご様子で、今朝、ワゴン車で次の目的地・飛騨高山へ向かわれました。
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