北陸路に秋の訪れを告げるそのお祭りに、あかつき屋に連泊されているお客様ご夫婦が、二日に出かけられました。
その日は夜遅くに帰って来られたご夫妻。哀愁漂うお祭りは「金沢旅行の良い思い出になりました」と、笑顔でそのお祭りについて語って下さいました。
(坂の町・八尾で繰り広げられる風の盆=お客様ご提供写真、以下同じ)



今では、全国にその名が知られるおわら風の盆は、三百年の歴史があるとされています。胡弓の音色が、哀愁を帯び、その調べに合わせて、着物姿の男女が踊る姿は、優雅であり、りりしくもあります。
私も幾度か、風の盆を見物し、その魅力のとりこになった一人です。
お客様は二日、昼頃に八尾に到着され、明るいうちから踊り流しをご覧になりました。この時間帯は、観光客がまだそんなに多くなく、落ち着いて踊りを見ることができたそうです。
(あかつき屋から八尾風の盆に出かけられたお客様=写真掲載了解済)

美しい坂の町に繰り広げられる、気品があり、優美な踊りは、何とも言えない心持ちになった、と言われます。幸いさほど暑くもなく、雨もぱらつく程度であったため、すごしやすかったとのことでした。
夜は、大勢の団体客が入ってこられたため、「町は混み合い、お昼のようにはいかなかった」と、ちょっぴり残念そうでした。「日付が変わる頃になると、(団体客が引き)きっと、静かに見られるかもしれないわね」とお二人。
JRで金沢-八尾間を往復されたお客様。「今度は、あかつき屋にグループで貸し切って泊まり、車で風の盆を見に行くのもいいわね」と話されました。
そうであれば、私も一緒に風の盆が見れます。わくわくするアイデアです。
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