イタリアからのお客様の大叔父さんが生前、金沢市三馬にあるキリスト教三馬教会で牧師をされており、イタリアの方々はその教会を訪れ、大叔父さんの面影にふれたいと、初めて金沢の地を踏んだのでした。
訪問された教会では、大叔父さんのお人柄を感じさせるものがあり、お客様たちは「遠くから来て良かった」と笑顔を見せておられました。
(大叔父さんの面影を探しにイタリアから来られたお客様とお友達の女性・左端=写真掲載了解済)

イタリアからのお客様は現在、ヴェネツィアやミラノに住んでおられます。4人のお客様は兄弟やいとこで、小さいときは、ヴェネツィア近郊の町の近所に住んでおられ、家族同然に育ったそうです。
(金沢の三馬教会で牧師をされた大叔父さん
=お客様ご提供写真、以下同じ)

その4人のお客様は、子どものときから金沢で牧師をする大叔父さん(おじいさんの兄弟)から、金沢がすばらしいところとよく聞かされたそうです。
その大叔父さんは、気に入った金沢で骨を埋めることに決め、1995年、95歳で亡くなったそうです。
イタリアでお知り合いになった日本人女性とお越しになったイタリアの従兄妹(いとこ)さんらは26日昼ごろにあかつき屋に到着され、一休みされた後、炎天下、三馬教会へと向かわれました。
交通手段はいったん金沢駅に戻られ、その後、JRから北鉄石川線の電車を乗り継ぎ、工大前駅で降りて、歩いて目的の教会へ行かれたそうです。
「暑かった」。お客様は口をそろえてそうおっしゃいました。でも、皆さん満足そうでした。残念ながら、教会には大叔父さんを知る人はいなかったそうですが、教会内には大叔父さんのお人柄を示すものがいくつかあったそうです。
(イタリア人のいとこさんらが訪れた金沢・三馬教会)

(教会内に掲げられているキリスト像のモザイク壁画)

その一つが、教会内に掛かるキリストをかたどったモザイク壁画でした。「大叔父さんは、おおらかで、何事にも挑戦する人でした。そんな大叔父さんだから、このモザイク壁画を陣頭指揮を取って作ったのでしょう」。
お客様は、教会内で誇りにも思う大叔父さんの息遣いを感じられたようで、大叔父さんのお人柄をしのびつつ、「暑い中、がんばって行ったかいがあった」と、満足そうな表情をされていました。
ご一行様は教会を訪ねた後、兼六園に足を運ばれ、百万石の城下町の風情を味わわれました。
夜あかつき屋に戻って来られた後、近所の温泉銭湯に行かれて、旅の疲れをいやされました。
スポンサーサイト