お泊りになった外国からのお客様が、お庭の絵を描いて下さったのです。それは、精密で、均整のとれた構図で、いつもお庭を見ているだけに、新鮮な印象を受けました。
(お泊りになったお二人。写真掲載了解済。以下同じ)

この度、あかつき屋に二泊されたお客様は、ドイツとフランスご出身のお二人。ドイツ人の彼は建築家で、フランス人の彼女は、造園・景観デザイナーでした。
あかつき屋では天気がいい時季は、お庭に面する縁側の戸は開け放つので、コミュニティ・ルームからは、緑豊かなお庭が鮮やかに望めます。
あかつき屋名物の一つで、お蔭様でお客様に喜んで頂いています。
(コミュニティ・ルームから望むお庭)

今朝、お二人は、朝食をとられている時、前方に見えるお庭に心とらえられたようでした。朝食の後、女性の方は、そばにあったご宿泊客の感想ノートを手元に引き寄せ、ペンを走らせ始めました。
お庭の絵を描き始められたのです。造園デザイナーだけあって、日本のお庭に強く関心をもたれたようでした。
(絵を描かれるフランス人女性)

(出来上がった作品)

その描き方には、感心しました。全体のフレームを決めて、まず四隅から対角線を引かれました。構図をしっかりとさせるためのようです。
後は、流れるようにペンを走らせていかれ、20分ほどで完成させられました。その絵は、画家の絵画というよりは、造園家のパースのようでもありました。
お庭の周囲の障子戸や、座卓、ふすまなども配したこの作品。その均整のとれた和の空間は、あかつき屋の新たな魅力の発見でもありました。
素敵な絵、ありがとうございました。
スポンサーサイト