そんな天候に合わせて、近所の魚屋「越吉」さんの店頭では、焼き魚作りが始まりました。
毎年暑くなると、越吉さんの女将さんが店頭で焼き魚作りを始めます。焼き方良し、たれ良しの評判の焼き魚は、私の夏の楽しみになっています。
(店頭でホッケを焼く越吉の女将さん)

(焼き上がった魚に先代の女将さん直伝のたれをかけます)

越吉さんのお店の前のガスバーナーの魚焼き機で焼かれるのは、ホッケと鯖、アマダイ。ホッケと鯖は、焼き上げた後、色付けにされますが、このたれが絶品。
先代の女将さん(今の女将さんの姑さん)直伝のレシピを忠実に守って、女将さんがたれを作り、焼き上がったばかりのお魚の身にたれをまんべんなくかけます。
目の前で作られるのを見ていると、たれは光沢があり、香ばしいにおいとともに、食欲がそそられます。
越吉さんでは、焼き魚は一日2回作られます。早朝の4時半頃とお昼の2時頃から。出来上がった色付けなどの焼き魚は、店頭で販売されるほか、ご主人らが行商に出て、家々の軒先で売られます。
私はこの日、ホッケの色付けを買いました。やはり色付けと言えば、ホッケと言いたくなるほど、ホッケのやわらかな風味に、秘伝のタレがかかったそれは、思わず頬が緩むほどのおいしさでした。
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