あかつき屋は、市観光協会の会員であるのです。その協会事業の恩恵にあずかりながら、これといった貢献もしていないので、せめて総会には出席し、その取り組みや社会情勢も知っておく必要があるのではと思ったからです。
オーソドックスな議事進行で、一時間ほどで会合は終わりましたが、感ずるところもあり、意義がありました。
(市内のホテルで開かれた金沢市観光協会の総会)

台湾・台南市の旅行団体と金沢市観光協会との友好交流協定締結をはじめ、東日本大震災後の金沢市をめぐる観光情勢、北陸新幹線開業に向けた取り組みなどの報告がありました。
また、配布資料には、各種ツアー企画などを紹介するパンフレットなどがありました。百万石の伝統の上に立つ城下町金沢は観光資源が盛りだくさんです。
(配布された各種資料)

ふっと思ったことです。これだけ、いたれり、つくせりの観光資料を見ていると、なんか労せずして、お客さんが来てくれるのではないかと錯覚しかねないことです。
ビジネスの原点、出発点というのか、まず足下を見つめ、自分の二本足でしっかり立つこと。時に逆風も吹きますが、それに負けない、お宿としての力(魅力)や企業体質をつくること、この大切さ、必要性について図らずも考えてしまいました。
組織に属していると、組織が何かやってくれるのではないかという、依存心や他力本願の気持ちが生まれかねないところがあるようです。
その前に、「自分たちが、まずやるべきことをしっかりやること」という思いが胸中に生じました。手綱は緩められません。
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