あかつき屋では、お客様は起床後、どこか落ち着かない様子。世紀の天体ショーは、テレビで見ることになりましたが、画面に、まばゆいほどの太陽のリングが現れると、歓声が上がりました。
(金環日食のテレビ中継をご覧になるお客様=写真掲載了解済、以下同じ)

(画面には、鮮やかなリングが現れました)

東京からお越しになったOL二人連れのお客様。起床後、材木町の「森長」さんへ足早に焼き立てパンを買いに行った後、早速テレビに見入りました。
午前7時37分頃、テレビ画面では、ちょうど太陽が月にすっぽり隠れ、ゴールデン・リングとなった時でした。
「うわー、すごーい」。彼女らから思わず歓声が上がりました。
森長さんへ行く途中、あちこちで、専用グラスや、半透明のごみ袋を細工したものなどを使って、太陽の方向を見上げている人に出くわしました。が、こちらは、とにかくパンを買って、あかつき屋で腰を下ろしてから、テレビで世紀の瞬間を見ようと、急ぎ足で森長さんまでの道のりを往復したのでした。
テレビでは、金環日食の時間に限って、雲が晴れ、金の輪が鮮やかに現れました。お客様は、前からこの瞬間を楽しみにしておられたらしく、その時間、目が画面に釘付けになりました。
この天体ショーが峠を越えた後、お客様は、ようやく買ってきたパンとコーヒーに手をつけられ、昂奮冷めやらない表情で、朝食のひとときを過ごされました。
(梅の橋でポーズをとられるお客様)

ところで、今回お越しになったお客様のみきちゃんとえりちゃん、前日は夕暮れ時、歩いて、ひがし茶屋街へと行かれました。
途中、浅野川に架かる梅の橋がありました。「木の橋だー」。趣のある橋に、お二人は心がとらえられたご様子。早速、橋や川の流れを写真に納められていました。
(夕暮れ時のひがし茶屋街。百万石まつり近しを告げるちょうちんが下がっていました)

対岸のひがし茶屋街に到着。街は、この時間は観光客が引いて、静けさが漂っていました。お店の軒下には、6月1日から始まる百万石まつりを知らせるちょうちんが幾つも吊るされ、淡い光を放っていました。
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