(とばや旅館のご家族の方々)

お宿修業でお世話になった彦根市内の町家旅館「とばや旅館」さんでの研修は、やはりお掃除や食事時の配膳、片付けが中心となりましたが、今回は80代半ばのとばやさんのご主人が事務・経理の大ベテランとあって、そのポイントについて、手ほどきを受けました。お宿の経営のあり方をはじめ、経費の取り扱い等々、実体験に裏付けられた説得力のあるお話を頂きました。
女将さんは80歳とうかがいましたが、とてもそのお年に見えないバイタリティーがありました。朝夕のお料理からシーツ、浴衣等の洗濯は、中心になってされておりましたが、若い人でも1人でこなすのが大変だろうと感じました。日々の仕事がエネルギーの源、生きがいと見えました。まだまだ、現役として、お宿を引っ張っていかれることでしょう。
若主人は大卒後、サラリーマン生活を経て、家業に戻った方。何かと私に目を配って下さり、私も頼りにして、いろいろと質問などさせて頂きました。大柄な方ですが、動きは軽快で、明るくお客さんとやりとりする姿は、好感がもて親しみのあるお宿づくりにつながっていると映りました。そんなお人柄ですから、周囲から慕われ、地元の彦根商工会議所の青年部をはじめ、県の商工会議所青年部のトップに推挙されたというのも、うなづけます。
本当に、これまで一人の客に過ぎなかった私の修業の申し出を、戸惑いはあったようですが、快く受け止めて下さり、最後まで親身になって、ご指導して下さったことに対して、この場を借りてお礼申し上げる次第です。ありがとうございました。
リニューアルへ大詰め打合せ
9月は、アメリカの若者らのボランティアでの受け入れもあって、瞬く間に過ぎ去ろうとしています。10月から町家のリニューアルを行う予定。その関係で建築士さんや、工務店さんらとも、大詰めの打合せに入ります。次第に肌寒くなってきましたが、こちらは、さらにホットな毎日になりそうです。
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