昨年もこの御忌を見聞しましたが、毎年この日は決まって雪が降ったりして肌寒くなるそうです。今年は、雪は降らなかったものの、昨日から一転して雨模様の肌寒い一日となり、春は行きつ戻りつ、やってくるのだなと感じたことでした。
(広済寺の御忌でお参りされる門徒さんら)

御忌は今朝、お寺の鐘の音とともに始まりました。お寺の世話役さんによって打ち鳴らされる鐘。「ぐわ~ん」と厳かな響きは、この前の大晦日の除夜の鐘以来の音。
ふだん聞き慣れない、深く重厚な響きは、身体の芯にまでしみわたります。
(おまいりが始まる前に、合図の鐘が打ち鳴らされました)

この後、お寺の本堂では、住職さんらによって、読経が始まり、門徒さんらは手を合わせておまいりされていました。
本堂前方には、寺宝とされる年代物の阿弥陀如来像の掛け軸や仏像などが並べられていました。これらのお披露目は、冬が終わったのに合わせて、虫干しする意味もあります。
門徒さんらにとっては、一年ぶりのご対面で、ありがたい表情で目を遣っておられました。
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