この日は、あかつき屋周辺の除雪がメーンの仕事に。スノーダンプを使って、ひたすら雪かきに精を出しました。そんな中、雪がやんで青空がのぞいたひとときがありました。その日差しには、力強さがあり、近辺の景色を美しく見せてくれました。寒中とは言え、春の足音が少しずつ近づいています。
(お寺・広済寺のザクロの木。枝に残った実に独特の味わいがあります)

雪の日は、どことなく落ち着かない日になります。戸外で、ご近所の方が雪かきをしている音が聞こえると、家の前の雪をほうってはおけず、とにかく除雪道具を持って、外へ出ねばと気がせきます。
今日も、外出から帰ると、横の駐車場付近で雪かきをする男性がおられ、何はさておき除雪をと、スノーダンプを手に、積もった雪をそばの用水や、側溝に捨てる作業にその方と一緒になって取り組みました。
朝方あれだけ激しかった雪も、昼頃にはいったんやみ、空は明るくなりました。澄んだ空気の中、ふだん見ている何気ない風景も、雪をかぶり、この時期ならではの独特の趣がありました。
前のお寺・広済寺では、ザクロの枝が、いくつかの実を残して、土塀からせり出しています。雪がない季節は、冬枯れの風景に見えたのですが、今、白い雪をかぶっていると、ザクロの実はまた違った存在感があります。
お寺によると、このザクロは以前、美大生の写生の題材になったこともあるそうです。街中にあって野趣を醸しているので、うなずける話です。
(あかつき屋のお庭の松の木の雪吊り=左)(お庭の灯ろうと手水鉢=右)


あかつき屋では、お庭が雪に染められ、いい雰囲気を出しています。
松の木の雪吊りや灯ろう、手水鉢の佇まいを見ていると、冬もまんざら悪くないな、と思ってしまいます。
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