11月30日から、あかつき屋に二泊して頂いているのは、タイ・バンコクからの若いご夫婦。中部国際空港に到着後、飛騨高山、白川郷に立ち寄られた後、金沢に入られました。
お二人は実は建築家で、古都金沢を精力的に見て回られました。お宿のすぐ前の広済寺さんにも興味をもたれ、今朝お寺のご厚意で見学させて頂きました。お二人はまず本堂に入ると、「おーっ」と驚きとも感心ともつかぬ声を上げられました。
タイ人建築家の目には、そのお寺の建築様式はとても興味深いもので、お二人からその特徴をおしえて頂きました。
(広済寺さんの立派な本堂=タイ人建築家の女性が撮影。写真掲載了解済)

(凝った造りの本堂の上部=同)


二人は、お国タイの寺院建築と比較して、この広済寺さんにはすぐれた特徴がいくつもあると言います。
まず、お寺が木をふんだんに使って造られている点を挙げられました。タイの場合、お寺の壁はコンクリートや石で造られているのが多いそうです。
その上、二人が目を見張ったのは、天井下に設置されている彫刻(欄間)の素晴らしさです。広済寺さんの欄間は、富山の井波欄間ですが、その精巧さもさることながら、金をぜいたくに使っていることが驚きだったようです。
本堂の天井を改めてぐるり見回すと、手の込んだ彫刻が随所に施されており、創立が500年前にさかのぼる、そのお寺の由緒とともに、建築技術の高さも痛感せざるを得ませんでした。
お寺の建物の写真は、妻のTeeさんが撮ったものを使わせて頂いたのですが、その独自の着眼と確かな構図から、さすが建築家と感心しました。
(タイ人建築家のご夫妻は、お寺の奥様と記念写真に納まりました)

お二人は最後に、お寺の奥様とともに記念写真に納まりました。「奥様、朝の慌しい時間、ありがとうございました」。
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